何年ぶりで国立能楽堂で狂言を観たのかしら。すっかりご無沙汰してしまいました。
野村萬斎さんの舞台は、シェークスピアの「まちがいの狂言」を観たのが最後だったと思います。
2001年4月27日でした。そんなに前なの?でも、鮮明に覚えていますよ。
世田谷パブリックシアター。ギリシャの野外劇場みたいでとても印象的でした。
天井は空と雲が描かれていましたよね。
今回、狂言を見に行ったきっかけは、友達は能楽堂に行ったことない。
萬斎さんのだったら観てみたいというので調べました。
ちょうど「万作の会」主催の「狂言・ござる乃座(49th)」がありました。
いいタイミングでしたね。
私も狂言好きだし・・・
好きだったことを思い出して、これにも火が付いたらどうしよう。。。
久しぶりの国立能楽堂です。
きれいになりましたね~
座席も座りやすそうな感じ。ゆったりした空間。
正面の席が取れたので、一安心。満席です。
座席は、正面、横(舞台の真横)、斜め方向から見るお席とあります。
初めて能楽堂に行った友達は、舞台に屋根があるので驚いていました。
「お相撲と同じなのね。」そうなのです。神聖な場所なのよ。
白い石がとてもきれい。能舞台がより神聖な場所に見えます。
さて、今回は、狂言を3話。
茶壺・・・酔っ払って寝込んでしまった人と詐欺師とのやり取りが面白い。
ラストは仲裁に入った人が・・・
論ずるものは中から取れと持って去っていくと言うお話。漁夫の利ですね。
文蔵・・・万作さんと萬斎さんの2人で。
太郎冠者(万作)が無断で出かけて戻ったところで主人(萬斎)に叱られる。
何をしてきたのかと聞かれ、食べてきたと答えるが・・・さて、何を食べてきたのか思い出せない。
「源平盛衰記」の中に自分の食べたものがあるというので主人が合戦を語り始める。
20分以上萬斎さん御一人で語っていました。すごい記憶力。
落ちは、ナンセンス。武将と食べ物が似てるようで似てないでしょ。
千切木・・・仲間外れにされた太郎(萬斎)があらわれ、みんなの前で不満をぶつける。
みんなの我慢の限界を超え、散々踏みつけられ放り出される。女房に仕返しをしてくるように言われるが・・・
太郎はみんながいないことを祈りながら、仕返しに向かうけれど、全員、留守。
「るす」という声が笑いを誘うのです。
「いさかい果てて千切木」時機が遅れて役に立たないことだそうです。破れ鍋に蓋。
2014年3月27日(木)19:00~20:50 休憩20分
国立能楽堂
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