SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【雑記】ガレージキットシリーズの役目

2008-11-19 00:27:46 | Memorandum
既存のメディア作品や市販商品とは関連性を持たない「趣味で製作するガレージキット」とは別に、「市販シリーズと連動して展開される少数生産~イベント販売または通販を基本としたガレージキットシリーズ」が心がけるべきスタンス…それは多分「脇役アイテムを補完すること」なのではないかと考えます。

これは以前にも触れていることですが、花形アイテムは昨今の場合、大抵は市販商品の展開で網羅できてしまいます。またここ十数年の傾向として多くのライトな商品ユーザーはあまりコアなアイテムを欲しがらない傾向が確かにあります。
では、あまり日の当たらない存在である脇役アイテムは無視して良いものか?というと…もちろんそんなわけがありません。
「お客が求めていないから」などといった消費者側に責任をなすり付けるような言い訳を公の場ですることでそういったアイテムから視点を逸らすのはおよそプロにあるまじき無責任な行為なのではないかと私は考えるのです(これはあくまで「送り手側」、そしてその関係者の態度として…ね)。気持ちは解りますよ。でもね、それを言葉にしちゃあいけないのですよ。「プロフェッショナル」ならばね…

もっとも、そうは言っても採算の取れないアイテムを延々出し続けても赤字になるだけ、その責任は一体誰が取るんじゃい?…というご意見もごもっともですので、当然に何らかの対策を施すのが賢明というもの…(これに関してはいくつか案もあるのですが)そうした対策の一つがガレージキットによる展開にあるのではないかと考えます。

とりわけ「ワールド展開」を主眼に置いた企画である場合、こうした方針は決して軽んじて扱うべきものではなく、本来より積極的にそのための展開、あるいは販路模索を計るべきであると考えます。作品の肝である「世界」を薄っぺらなものにしないためにも…。







…え?うちの企画はどうなんだ、って…?


  …あははははは~…。
肝心の市販展開ができてませんわいな

まぁ、それでもいつかそういう日が来た時に備えて脇役アイテムカテゴリーは常に準備しております。
TOP画像のターレットカー『アクリス』もその布石たるアイテムの一つですが、ブッちゃけた話笑っちゃうほど売れません!
けどね、多くのガレージキットディーラーがそうであるように、別に儲け主義でやってるわけではないので(…つーか、お金儲けしたい人はガレージキットの自主製作なんてやってはいけません!!)、たとえやるたびに赤字が出てもこうしたワールド展開に根ざす脇役アイテムの補完は(他の手段で帳尻合わせながら)今後も続けてゆきたいと考えております。











…最近「FLY!FLY!FLY!」を観たんで妙に燃え上がっております。
働く車、最高ーっ!!

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