こんばんは。
光が丘公園にはまだ紅葉が繁っている。
12月も終わりだってのに…
うちのアパートの前には犬の糞が今月の頭からずっと放置されている。
12月も終わりだってのに…
リリースツアーもひと段落して、日常生活に戻りつつある。
世間はクリスマス(今年も「終わってるおっさん」ないね。。。)やらM-1やらで毎年似たような感じだなー、と思いつつも。
そんな中、Googleが凄まじい発表をしたのはご存知だろうか。
量子コンピューティングチップ「ウィロー」が、10の25乗年かかる計算を5分で解けるとのこと。
途方もない数字すぎて訳わからんが、これつまりA.I技術。
やはり今年はA.I一色で。
なんでも、計算エラーをリアルタイムで正確に修正しながら処理可能で。
AI業界だけでなく医療やエネルギー、世界全体に大きなインパクトを与える技術だとか。
そして、何より気になるのが
量子計算が平行宇宙で行われる仮説に信憑性を与える
私たちが多次元宇宙に住んでいる可能性を示唆
つまり、マルチバースやパラレルワールドってやつがあるってこと!!!
つまり、ななまがりのボケに信憑性が増すってこと!!!
(お笑いはちゃんと好きです)
そんなA.I情報を収集しながら(物販席でA.I生成ばっかりしててすみません)、
並行していくライブスケジュールです。
来年の東名阪ワンマンツアーもよろしくお願いします!
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●12月27日(金)新横浜LiT
ハシグチカナデリヤ 新番組
『第8回デリジャム-超ちょちょちょ完全燃SHOW-』
guest クオーツ星
OA ハシグチとパン様のB#討論会
開場18:00/開演19:00
¥3500(D別)
チゲット
https://tiget.net/events/344599
(10/12 12時受付開始)
配信(1500円)
https://twitcasting.tv/c:shinyokohamalit/shopcart/330436
●12/29(日)西荻窪アートリオン※完売
【ARTRION FES 2024】
夜の部
聞間拓/井上ヤスオバーガー/さとうもとき/阿部浩二/
摩耶/おーたけ@じぇーむず/かくれみの/
小川徹/スギタヒロキ/小豆原一朗/だいじゅ
開場17:00/開演18:00
前売¥3500
⚫︎12/31(火)池袋Adm
出演多数
15バンド以上
開場17:00/開演17:30(朝まで)
前売¥3500+1D/当日¥4000+1D
チケット販売:e+
e+ プレオーダー受付期間
11/1(金)20:00 ~ 11/4(月祝) 23:59(終了)
e+一般発売
11/9(土)10:00
チケット販売URL
●1月6日(月)池袋Adm
「Admさん新春コピーバンド大会2025」
ボーカルをマリエさん、バックバンドをクオーツ星でCoccoをやります
前売¥2400+1D/当日¥2900+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●1月9日(木)吹上鑪ら場
じゃっく(イヌガヨ)
小豆原一朗
ぞうつかいになった。
小林右京
開場18:30/開演19:00
2400円(D別)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●1月23日(木)熊谷モルタルレコード
モルタルレコード24周年アニバーサリー
『ハシグチカナデリヤ×カタソビ企画〜歌処 匠』
ハシグチカナデリヤ
カタソビ
小豆原一朗
山岡トモタケ
開場18:30/開演19:00
チケット3,000円
ご予約は
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●1/27(月)西荻窪ARTRION【変化】
小豆原一朗(クオーツ星)
佳納子
サムカワよん
開場18:00/開演19:00
¥2500(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●1月30日(木)池袋Adm
井垣宏章(無限放送)2ndアルバム
『独走です』レコ発池袋編
無限放送47
(Gt井垣宏章/Ba坂巻ススム(The Wells,The Vanila)/Drナカジマノブ(人間椅子,ドミンゴス)
BINJU
クオーツ星
ザ・ルーディー
前売¥3000+1D
e+
●2/1 (土)京都音まかす
Little Pink Summer
rale one stance
クオーツ星
地球がくそやばい。
開場18:00/開演18:30
ADV 3000 /DOOR 3500 +1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●2月2日(日)名古屋鶴舞K.Dハポン
鈴木実貴子ズ
ミラーボールズ
クオーツ星
開場12:00/開演12:30
前売3,000円(+1drink)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
●2月12日(水)代々木labo
テツヤムクン企画3マン「三つ巴」
テツヤムクン
クオーツ星
年齢バンド
O.A.アザーカット
一般¥2,500
大学生(専門学生)¥2,000
高校生¥1,000
All +1drink ¥600
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp
【東名阪ワンマンツアー】
●3月3日(月)池袋Adm
クオーツ星 ONEMAN LIVE 「5周年の星〜東京編〜」
開場18:30/開演19:00
前売3,500円(+1d)
当日4,000円(+1d)
eプラス
ご予約はこちら
toumeinoutuki@yahoo.co.jp
●3月4日(火)吹上鑪ら場
クオーツ星 ONEMAN LIVE 「5周年の星〜名古屋編〜」
開場18:30/開演19:00
前売3,500円(+1d)
当日4,000円(+1d)
ご予約はこちら
toumeinoutuki@yahoo.co.jp
●3月5日(水)尼崎tora
クオーツ星 ONEMAN LIVE 「5周年の星〜兵庫編〜」
開場18:30/開演19:00
前売3,000円(+1d)
当日3,500円(+1d)
ご予約はこちら
toumeinoutuki@yahoo.co.jp
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クオーツ星3rd mini album『301』
1.マネーの歌
2.心臓のスピード
3.器用人間
4.もっともっとLOVE夏
5.どんくさ男とステンレス
6.はぐれ雲
7.29
2,000円(税込)
配信、ストリーミングはこちら
通販はこちら
リリース&サブスク解禁されてから早1ヶ月が経とうとしている。
もっとCDを買って欲しいし、サブスクを再生されてほしい。
そろそろ作者なりの解釈を挟んでも良いかなーと思う今日この頃。
というわけで、恒例の全曲解説。
1「マネーの歌」(難易度★★★)
これは今年の夏にやった「メイドフォーユーVol.2」で出来た曲。
「メイドフォーユー」というのはお客様にお題を募って、作曲をして披露するという全曲新曲ワンマンのこと。
「お金に関する歌」というストレートなお題だった。
取り掛かったらあまりにサクッとできて、「良いと思うけど、こんなに早く出来てしまって良いものだろうか?」とメンバーに数曲聞かせたら「これはキラーチューンになり得る」と言われた曲。
お金に対しての不安や日本の政府も不安定だったので(今も?)、気持ちが乗ってたんだろうなー。
ライブでは勢いの良い曲だが、実際プレーしてみると、非常に難しい技術を伴うので冷静に演奏するように心がけている。
サビの「マネー!」でお客さんも合唱してくれて、テンション上がっちゃうんだけどね。
クオーツ星のキラーチューンってこんな感じだよね!っていう曲が出来たと思うし、
我々の楽曲の中でも最速であり、リフものから、ボサノバまで色んなジャンルをコンパクトに詰め込んだ曲でもある。
そして、オケのアコギとドラムは一発どり(ベースは箇所箇所差し替え)、重ねなし。
何も足す必要ないくらいにスリーピースバンドだけで成立しているのは誇りでもある。
A.IアニメMVも含めて非常にお気に入りの一曲。
2「心臓のスピード」(難易度★★)
これも非常に速い曲だが、「マネーの歌」とは感触は違って、パンパンの塔の「まんまるお月様」や「さっきおきたばかり」の系譜の曲。
作ったのは今年の正月、実家に帰省した時。
父親の一周忌というのもあってか、「人生」とか「命」についてすごく考えた。
「人間、結局死ぬんだ。俺は死ぬまでに何をやりたいんだろう?何が出来るんだろう?」とか考えてたら、
「アレもコレもとか、沢山のことは出来ないし、今目の前にあることに全力で走って行く!」というシンプルな答えに。
マラソンやドミノも結局、やってる最中には目の前のことに集中してるのが精一杯で走り終えたら「よくやったなー」って思うわけで。
誰かからの評価とか、大したことは出来ないにしても、「あん時俺はよくやった!」ってひとつやふたつ死ぬ間際に思えたら幸せ者なのかなーと思う。
サウンド的には今作の中で一番ポップなものになったかと。
重ねギター以外のオケは一発録り。
エンジニア川端さんには「何かのアニメ主題歌みたいな感じでやろ!」と言われた。
本当にそうなったら嬉しいんだけど。。。
3「器用人間」(難易度★★★★★)
今作で一番、音楽的に高度なやつ出てきました。
とはいえ、楽器やらない人やバンドにそこまで興味ない人からしたら「なんか不思議ー」くらいでサラッと聞き流せる曲だとは思うけど。
これは去年の「メイドフォーユーVol.1」で出来た曲。
「不器用な人が羨ましいと思う器用な人の歌」って感じのお題。
僕が思う器用な偉人達を並べてみました。
それにしても大谷翔平と藤井聡太と同じ時代に生きれてること自体、奇跡だよな。。
タイトルも相まってサウンド的にも器用に行きたいと思って作った。
音楽的な解説すると、
アコギとボーカルは11拍子、ドラムは8拍子、ベースはその間を行ったり来たりしてるみたいな感じです。
バンドとしての初おろしは4周年ワンマンで
トニーの正式加入の発表が控えてたから、「なんじゃこのドラム!」って曲をやりたかった。
最初の頃はメンバー一同「絶対無理!」って言って演奏もたどたどしかったけど、どんどん形になってきたのがお客さんにも伝わったかと思う。
レコーディングされて更にグッと変わったのも伝わったかと。
新曲ってそういう楽しみ方もあるよね。
これ、最善のお客さん達は完璧に手拍子と「HELP!」をやってくれて、バンドとしては誇り高い限り。
その様を見て対バンはみんなびっくりしている。ミュージシャン受けも一番良い曲。
あとジャズパートでの鉄筋はトニーが頑張ってくれました。
4「もっともっとLOVE夏」(難易度★)
これも去年の「メイドフォーユーVol.1」で出来た曲。
「毎年夏がどんどんしんどい季節になってるけど、テンションの上がるサマーチューンを!」とのお題。
これはベタにヒップホップでいこう!となり、シンプルに韻を踏みまくった。
この曲の韻は固いですよー(ヒップホップ用語)
とはいえ、歌ってるのは僕なので「パリピ最高!」って手放しでハッチゃけてる感じではなく、
一番のAメロではほとんど夏について悪態をついてる。それでも、夏を好きになろうとしている。なぜなんだろう?
「根本はオタク」とか「あの日が染み付いて」とか
裏テーマとしては「インスタグラムハニー」のネットストーカー気味の主人公くんが再登場している。
あの夏が忘れられないのねってな感じで
ちなみに「蜃気楼」ってのは春の季語。
これから来る夏を思って不安や楽しみや懐かしさがよぎってる感じです。
意外に世のサマーチューンと呼ばれるものは夏ど真ん中ににいるってよりは、夏を振り返ってる系が多いんですよ(「夏祭り」とか「少年時代」とか)
この曲はこれからくる夏へ向けて歌ってる。
サウンド的にはコンガやボンゴなど沢山のパーカッションを入れてもらってアゲアゲ全開でいきました。
エンジニア、川端さんの打楽器ナイスプレーを堪能してください。
これもメンバーのオケはほぼほぼ一発録り。
また来年の夏になったら「もっともっとLOVE夏」Tシャツを着てライブ参戦してね。
5「どんくさ男とステンレス」(難易度★★★★)
今作、一番の問題作。
これは音楽と言って良いのか?
去年の「メイドフォーユーVol.1」で出来た曲で
お題を出してくれた方がステンレス工場をみた時に「ステンレンスって色んなものに使われてるんだなー」と思ったところから思いついたみたい。
それから「"脳の細胞"(小豆原一朗『ぼくがなくなっても』収録曲)みたいに速くなったりする曲調」との注文もあった。
僕の中でDJみたいに色んな曲を切り貼りしてくイメージがあった。
まず「すってんころりんステンレス〜」部分を作ってから、全然関係ない過去のデモ音源を引っ張り出してこのようなメドレーみたいな形になった。
まぁ、弾き語りならば自分なりのタイム感でなんとなく成立するんだけど、これをバンドで。しかも人力でやった。
やはり今回、トニーが正式加入して初の音源というのもあって、ドラムを聴かせどころに持っていきたかったのはある。
デモの段階でかなりとんでも打込みドラムを提出したのだけど、それを見事にトニーは自分流に仕上げてくれた。
やっぱとんでもないドラマーだなと、メンバーながら思う。
重ね以外のオケはほぼ一発録音。
あと、鉄筋もトニーが演奏。今回、活躍しまくってますな。
口笛、目覚まし時計やバックパッカーというヘンテコギターなど、色々と遊びながら録音していった曲で
レコーディング中は本当腹抱えて笑ったなぁ。その模様はこちらでも見れますので、合わせてどうぞ。
6「はぐれ雲」(難易度★★★★)
ここから一変してシリアスモード。
これも去年の「メイドフォーユーVol.1」で作った曲
「祈りの歌」というお題。
裏テーマも設けてもらって、「東日本大震災十三回忌」だった。
歌詞は俳句や短歌みたいなものを意識して作った。
「何を書くか」と同じくらいに「何を書かないか」は大事だ。
沢山の歌詞であっても、引き算は常に意識している。けど、この曲は極端なまでに引き算。
必要以上に説明は省いて、想像力を掻き立てるような形にしたかった。
クオーツ星の音源の中では歌詞が一番短いんじゃないかな。
サウンド面ではアコギ、ドラム、ベースが一発録り。
ボーカルはあと録りだけど、切り取りせず、ほぼ一本でOKがもらえた。
ギターやコーラスの重ね必要なしで不足はなかった。つまりはほぼ生ライブの形式だ。
アコギがアコギっぽいことをしてないし、ベースがベースっぽいことをしてないけど、
このフレーズ達はアコギでないと再現できないし、ベースでないと出せない音になっている。
ギリギリのバランスで成り立ってて、他のバンドでは出来ない、クオーツ星独自の音になっていると思う。
今回は一発録りの曲が大半を締めるけど、「はぐれ雲」が一番そのダイナミズムを感じられて、お気に入りのテイクだ。
7「29」(難易度★★★)
この曲は今年の「メイドフォーユーVol.2」で作った曲。
おいおい。「メイドフォーユー」ばっかりじゃないか!とお思いだろうが、
前作も前前作も「無菌GIG」というお客さんからお題を募って作曲するイベントから生まれた曲が大半だったのだ。
アイドルの楽曲提供の時も思ったけど、
俺は1から1人で作るより、何か「縛り」があった方がアイデア沸くタイプなんだと思う。
この曲のお題は「29歳。冬」だった。
お題をくれた方は女性だし、MVもA.I生成の女性が出てるけど、
裏テーマでは、主人公は男性だ。
パンパンの塔の"RIVER"の主人公の12年後の姿を浮かべて作った。
「息をした」「シケモク」「部屋」「呼吸」など共通の言葉を混ぜて、
17歳の不良少年は12年後にこんなこと思ってるんだろうなーと妄想してみた。
重ねギター以外のオケは一発録り。トニーのドラムが突っ込んだりするとこにギター重ねるの苦労した。。。
ちなみにこの曲と「マネーの歌」は同じ時期に出来て、メンバーにも聴かせたなぁ。
「これも推し曲でいこう!」って言われて、「そんなMV何個も作れないよー」って思ったけど、
自力でA.I勉強して作ったら、低予算で2つもMV作れた。
人間、無理だって思っても、意外とやれるもんなんだなぁ。
以上、全曲解説でした。
ま、これも一つの解釈なので縛られる必要はないです。
ただ、音楽って色んな聴き方できるのが素晴らしいところだと思ってて。
聞き方によっては曲の主人公を女性にも男性にもできる。
これは映画や漫画では出来ない、音楽ならではの楽しみ方だと思う。
今回、俺が解説で出している「裏テーマ」も「こんな聴き方ありますよー」ってことなんで、それに縛られずに自由に何度でも楽しんでください。
作者や第三者が「こう聴け!」って強要するのは違うと思うし、聴き手の自由であるべきで、正解なんていくつもあって良いと思う。
パンフレットとか、解説本とかは俺も好きで読むけど、まずは自分の頭で思い描いたものを大切にしたいと思ってる。
『301』ってタイトルも「こういう意味ですよ」って説明したら終わりだけど、むしろ聴き手がどんな空想しているのかの方が俺は気になる。
何か新しい解釈あったら教えて欲しい。
僕らの世界は1つじゃない。
そう、それは並行世界、
それはマルチバース&パラレルワールド!!!
「謎」みたいなものを俺は大事にしたくて。
それが音楽の寿命を何十年も何百年も伸ばしてくれるんだと思う。
ファーストフードみたいに分かりやすくて大味の即席ジャンクフードばかりじゃ体にも頭にも毒だなと思う。
これから先も色や形を変え、あなたの生活に寄り添えたら嬉しいなと思う、そんな1枚です。どうぞよろしく。