天王寺駅から新世界の途中にある動物園を二人で歩いていました。
大阪に来た僕は昼間からJUNIOR BREATHのホシヲさんと呑み歩いていました。
ホシヲさんが企画している弾き語りイベント「サバイバーズ」に出演するために新世界のバー「のこされ島」に向かう途中の夕暮れでした。
「弾き語りのコンピレーション作ってみるのどうですか?しかも全員新世界をテーマに歌うってゆう」
「それ熱いな」
冗談半分でこんな話をした覚えがあります。
たしか一年前くらいのことでした。
今年の夏にホシヲさんから電話がきて
「まめ君、あれやろうや」
と受話器にザーザーとノイズが走るくらいの鼻息と共に誘われました。
そんなこんなで本日11月28日に『新世界サバイバーズ』というコンピレーションアルバムが全国タワーレコード店にて発売されます。
今回「まめ」名義として“新世界”という曲で参加させていただきました。
全17組の歌い手が参加しています。
そしてこのアルバムのテーマは3つ。
・大阪にある今年100周年を迎える街「新世界」が歌のテーマ
・基本的に「弾き語り音源」であること
・ホシヲさんがやってる弾き語りイベント「サバイバーズ」に関わった人達
僕は「新世界」という街に今まで10回くらいは行っていると思います。
昔の繁華街の感じが残ってるのが観光地として面白いのか賑わってます。
きらびやかな店から流れるユーロビートに負けじとデカイ声でおじいさんが演歌を歌っています。
修学旅行かなんかの中学生がオレンジジュース飲みながら串カツを食べてる横でオヤジがTwitterなどとは程遠いやり方で独り言をつぶやいてます。
そんな薄暗い感じとチャラい感じが混じってる街なのです。
新世界の隣には「あいりん地区」という大阪でもかなり危険な場所があります。
僕は入ったことはありませんが道路を隔てて眺めていたら職安に20人くらいのボロボロの服を纏ったオヤジが寝っ転がってる様を見て「異国か」と思いました。
そして別方面では隣に天王寺駅というサラリーマンやOLや学生などで賑わってる都会的な駅があります。
一歩道路を越えると景色が変わる、そんな印象が強いです。
空と照らし合わせながら新世界周辺の景色を見ると「世界が繋がってるようで繋がってない」ような不思議な気分になります。
僕は主に居酒屋(ホシヲさんオススメの店)で呑むために利用するのですが、ずばり上手いし安いです。
今回CDを買ったら新世界の各店でお得な特典が味わえますので、街の空気を味わうと共に来てみてはいかがでしょうか。
楽曲の製作はマキオ君というエンジニアとタッグを組んで進めました。
あくまで「弾き語り」の印象は残しつつ、アコースティックギターと歌声とハーモニカ以外に「打ち込みドラム」「ピアノ」「エレキギター」「サンプリングノイズ」など様々な音が入っています。
ループしてる打ち込みのスネアやバスドラの音などはマキオ君と一緒に作りました。
パソコンとにらみ合い、「濁ってて薄暗い印象で」とか「爆発したような音で」とか「音を選択する」という作業はとても新鮮でした。
ピアノとエレキギターはマキオ君が弾いてくれました。
エレキはひっちゃかめっちゃか弾き倒し、チューニングもズラし、最後に逆再生もかけたりしました。
とにかく「尖る」ことを意識しました。
僕は昼よりも夜の新世界が好きです。
日没後、月が出るまでの間の暗闇、すなわち「夕闇」がこの街に似合うと思うのです。
夕闇は観光地の色を引っぺがして徐々にブラックなカラフル(色を想像させる)にします。
夜の新世界には騒いでる酔っ払いの陽気を飲み込んで冷たい息を吹きかける強い闇を感じます。
それがなんなのか、この曲に詰め込みました。
是非とも聞いてみてください。
大阪に来た僕は昼間からJUNIOR BREATHのホシヲさんと呑み歩いていました。
ホシヲさんが企画している弾き語りイベント「サバイバーズ」に出演するために新世界のバー「のこされ島」に向かう途中の夕暮れでした。
「弾き語りのコンピレーション作ってみるのどうですか?しかも全員新世界をテーマに歌うってゆう」
「それ熱いな」
冗談半分でこんな話をした覚えがあります。
たしか一年前くらいのことでした。
今年の夏にホシヲさんから電話がきて
「まめ君、あれやろうや」
と受話器にザーザーとノイズが走るくらいの鼻息と共に誘われました。
そんなこんなで本日11月28日に『新世界サバイバーズ』というコンピレーションアルバムが全国タワーレコード店にて発売されます。
今回「まめ」名義として“新世界”という曲で参加させていただきました。
全17組の歌い手が参加しています。
そしてこのアルバムのテーマは3つ。
・大阪にある今年100周年を迎える街「新世界」が歌のテーマ
・基本的に「弾き語り音源」であること
・ホシヲさんがやってる弾き語りイベント「サバイバーズ」に関わった人達
僕は「新世界」という街に今まで10回くらいは行っていると思います。
昔の繁華街の感じが残ってるのが観光地として面白いのか賑わってます。
きらびやかな店から流れるユーロビートに負けじとデカイ声でおじいさんが演歌を歌っています。
修学旅行かなんかの中学生がオレンジジュース飲みながら串カツを食べてる横でオヤジがTwitterなどとは程遠いやり方で独り言をつぶやいてます。
そんな薄暗い感じとチャラい感じが混じってる街なのです。
新世界の隣には「あいりん地区」という大阪でもかなり危険な場所があります。
僕は入ったことはありませんが道路を隔てて眺めていたら職安に20人くらいのボロボロの服を纏ったオヤジが寝っ転がってる様を見て「異国か」と思いました。
そして別方面では隣に天王寺駅というサラリーマンやOLや学生などで賑わってる都会的な駅があります。
一歩道路を越えると景色が変わる、そんな印象が強いです。
空と照らし合わせながら新世界周辺の景色を見ると「世界が繋がってるようで繋がってない」ような不思議な気分になります。
僕は主に居酒屋(ホシヲさんオススメの店)で呑むために利用するのですが、ずばり上手いし安いです。
今回CDを買ったら新世界の各店でお得な特典が味わえますので、街の空気を味わうと共に来てみてはいかがでしょうか。
楽曲の製作はマキオ君というエンジニアとタッグを組んで進めました。
あくまで「弾き語り」の印象は残しつつ、アコースティックギターと歌声とハーモニカ以外に「打ち込みドラム」「ピアノ」「エレキギター」「サンプリングノイズ」など様々な音が入っています。
ループしてる打ち込みのスネアやバスドラの音などはマキオ君と一緒に作りました。
パソコンとにらみ合い、「濁ってて薄暗い印象で」とか「爆発したような音で」とか「音を選択する」という作業はとても新鮮でした。
ピアノとエレキギターはマキオ君が弾いてくれました。
エレキはひっちゃかめっちゃか弾き倒し、チューニングもズラし、最後に逆再生もかけたりしました。
とにかく「尖る」ことを意識しました。
僕は昼よりも夜の新世界が好きです。
日没後、月が出るまでの間の暗闇、すなわち「夕闇」がこの街に似合うと思うのです。
夕闇は観光地の色を引っぺがして徐々にブラックなカラフル(色を想像させる)にします。
夜の新世界には騒いでる酔っ払いの陽気を飲み込んで冷たい息を吹きかける強い闇を感じます。
それがなんなのか、この曲に詰め込みました。
是非とも聞いてみてください。