豆日記

小豆原一朗の日記

睡眠VS幽霊

2010年06月14日 | 豆日記
昼間、ベッドで眠っていた。
夜~朝までの長時間労働で疲れ切った体を癒していた。
しかも、夕方に用事があり、僕の与えられた睡眠時間はわずかだった。

ぐいっ!

突然、かけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。

が、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。

ぐいっぐいっ!

更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。
今度は肩まであったかけ布団が胸まで下がってる。

でも、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。

ぐいっぐいっぐいっ!

更に更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられた。
僕は手で布団を押さえ抵抗した。
が、向こうの力が強くて布団が下がっていく。

ここで気づいた。力が強すぎる。
あるちゃんじゃない。

でも、家には僕とあるちゃんしかいないはず。
まだ目は閉じたままなので確認はしていないが、目を開けるのが怖くなってきた。

ちなみに、僕は霊感なんてなくて、26年間いわゆる霊体験はしたことなくて、
ここまで来たらもう、意地でも、地球が滅んでも、一生バージンでいよう、が僕のスローガンだった。

更に足元からひっぱられてた布団が今度は真横からひっぱられた。

「あ、俺終わった。」

そう思った。

が、その時の僕の心理は、
おばけとか、初霊体験とか、人生終わったとか、かけ布団の位置とか、
そんなことよりも、ただただ・・・
眠かった。

清清しい爽やかな女性(広末涼子)が浴衣で玄関蹴り上げて夏祭りに誘ってくれたとしても、
僕は眠っていたと思う。

そう、浅井健一風に言うならば、
「どーでもいいぜ、そんな事柄。」
だったのだ。

眠った。

というわけで、僕は霊体験への扉を叩き損なった。
多分おばけも「こいつ、つまんねー」と思ったのか、その後は何もない。
っていうか、そもそも寝ぼけていたのか。
はたまた新手のスタンドか。
多分、そうだ。そうだろう。僕は処女だ。

おばけなんかないさー。おばけなんてうそさー。

まめ

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