昼間、ベッドで眠っていた。
夜~朝までの長時間労働で疲れ切った体を癒していた。
しかも、夕方に用事があり、僕の与えられた睡眠時間はわずかだった。
ぐいっ!
突然、かけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。
が、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。
ぐいっぐいっ!
更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。
今度は肩まであったかけ布団が胸まで下がってる。
でも、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。
ぐいっぐいっぐいっ!
更に更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられた。
僕は手で布団を押さえ抵抗した。
が、向こうの力が強くて布団が下がっていく。
ここで気づいた。力が強すぎる。
あるちゃんじゃない。
でも、家には僕とあるちゃんしかいないはず。
まだ目は閉じたままなので確認はしていないが、目を開けるのが怖くなってきた。
ちなみに、僕は霊感なんてなくて、26年間いわゆる霊体験はしたことなくて、
ここまで来たらもう、意地でも、地球が滅んでも、一生バージンでいよう、が僕のスローガンだった。
更に足元からひっぱられてた布団が今度は真横からひっぱられた。
「あ、俺終わった。」
そう思った。
が、その時の僕の心理は、
おばけとか、初霊体験とか、人生終わったとか、かけ布団の位置とか、
そんなことよりも、ただただ・・・
眠かった。
清清しい爽やかな女性(広末涼子)が浴衣で玄関蹴り上げて夏祭りに誘ってくれたとしても、
僕は眠っていたと思う。
そう、浅井健一風に言うならば、
「どーでもいいぜ、そんな事柄。」
だったのだ。
眠った。
というわけで、僕は霊体験への扉を叩き損なった。
多分おばけも「こいつ、つまんねー」と思ったのか、その後は何もない。
っていうか、そもそも寝ぼけていたのか。
はたまた新手のスタンドか。
多分、そうだ。そうだろう。僕は処女だ。
おばけなんかないさー。おばけなんてうそさー。
まめ
夜~朝までの長時間労働で疲れ切った体を癒していた。
しかも、夕方に用事があり、僕の与えられた睡眠時間はわずかだった。
ぐいっ!
突然、かけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。
が、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。
ぐいっぐいっ!
更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられる感覚がした。
今度は肩まであったかけ布団が胸まで下がってる。
でも、僕は眠たかったので無視した。
多分、あるちゃん(猫)だろう。
ぐいっぐいっぐいっ!
更に更に強い力でかけ布団が足元からひっぱられた。
僕は手で布団を押さえ抵抗した。
が、向こうの力が強くて布団が下がっていく。
ここで気づいた。力が強すぎる。
あるちゃんじゃない。
でも、家には僕とあるちゃんしかいないはず。
まだ目は閉じたままなので確認はしていないが、目を開けるのが怖くなってきた。
ちなみに、僕は霊感なんてなくて、26年間いわゆる霊体験はしたことなくて、
ここまで来たらもう、意地でも、地球が滅んでも、一生バージンでいよう、が僕のスローガンだった。
更に足元からひっぱられてた布団が今度は真横からひっぱられた。
「あ、俺終わった。」
そう思った。
が、その時の僕の心理は、
おばけとか、初霊体験とか、人生終わったとか、かけ布団の位置とか、
そんなことよりも、ただただ・・・
眠かった。
清清しい爽やかな女性(広末涼子)が浴衣で玄関蹴り上げて夏祭りに誘ってくれたとしても、
僕は眠っていたと思う。
そう、浅井健一風に言うならば、
「どーでもいいぜ、そんな事柄。」
だったのだ。
眠った。
というわけで、僕は霊体験への扉を叩き損なった。
多分おばけも「こいつ、つまんねー」と思ったのか、その後は何もない。
っていうか、そもそも寝ぼけていたのか。
はたまた新手のスタンドか。
多分、そうだ。そうだろう。僕は処女だ。
おばけなんかないさー。おばけなんてうそさー。
まめ