昭成会

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蕨山とさわらびの湯

2015-06-08 23:54:52 | 歩幸会
今回は当管理者不参加のため、レポート投稿です

5月31日(日)
今回は「標高1046m蕨山とさわらびの湯」と言う、
どこかわびさび(侘・寂)が香る名に魅せられ、決定しました。
しかし、ものの見事に空振りで終始し、強烈で予想外の道のりを体験しました。

先ずは飯能駅のバス停には、驚くほどの登山客が行列を作っていました。
バスは当然満員。
正味40分間の立ちっぱなしはつらく、下山後に振返って見れば既にそれは
「その日の困難さを物語っていた」のです。
バスは計画通り「さわらびの湯」で下車し、リュックを横に準備体操を済ませ「いざ出発」。
処がスタート時点で登山口が見つからない。
若いカップルがタブレットで調べてくれて、
「名栗湖からも行けますよ」の言葉に従ってみると、それは「棒の折山」方面。
やっとの思いで辿り着いた登山口で山を仰ぎ見れば、
階段・階段・また階段、ずうーーっと階段でした。
残念ながら既にそれだけで体力は消耗し汗はびっしょり、膝はガクガク。

登り切った展望台で名栗湖や棒の折山を眺めそして息を整えるも、
この後もこれまた足元が悪い山道が続く、続く。
何とか案内通りの緩やかな尾根に到達すると、
そこは嘘の様にフットワークが軽くなりルンルン。
濃い緑の杉林の木漏れ日は美しく、頬うつ春の風は心地よく爽やかだった。

しかしそんな光景はほんの束の間、またまたきつーーい斜面にぶち当たってしまう。
山の案内では「初級者コース」だから気楽のはずが・・・、
まして「名郷(なごう)登山口」からでは厳しいとの情報で、
基本のセオリー通り避けたのに・・・、
兎に角負けてはならぬと、全身全霊をかけて一歩前に、更に一歩前に・・・。
なのに結局「標高771mの大ヨケノ頭」を過ぎた辺りで、(勇気を振り絞って)「ギブアップ宣言」。
時間は丁度12時、早速おにぎりにぱくつく。
周りの景色はもう一つだったが、塩味のきいたおにぎりはとてつもなくうまかった。

ゆっくり休憩をとりそこからは悔しいが下山。
相変わらず急な勾配や木の根っこや石ころに邪魔され、
最後の最後までストックに助けられた、厳しーーい一日でした。

さわらびの湯を楽しもうと思うも、
バスの混雑を避けるためもあって急ぎあがることになり、

実に強烈で予想外の道のりを体験しました。

今回はメンバーが4人だったので、いつもと違い少し寂しく思いました。

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