毒舌猫の晩酌ばなし

食いしん坊猫Farbyとお世話係 時々 東京スカイツリー

空前の「猫ブーム」ってどうよ?

2015-10-04 20:16:42 | 猫好論
 タイトル通り ネット動画・テレビの特集などなど
 「空前の猫ブーム」らっすぃ

 ネコ様は「散歩にもいかなくてよい」し…
     「お留守番もできる」し…
     「犬に比べて 独立心が旺盛」だから…

 飼いやすいでっせ!

 ってことらしいが… ウソでしょ それ またマスゴミが安易にそんなことを



 あのねぇ 確かに散歩 行かなくていいよ
 ってことはやで、「一生快適な空間をご用意」せんとアカンのよ うちの中で
 しかも確かに留守番できるけど、ワンさんと違って平面だけやなく縦横無尽に
 動かれる生き物様なので、いたずら対策はどんだけ気を使うか…

 しかもワンさんと同じ知能で
 「人間のいうことは理解するけど 利害関係が一致しない限り絶対従ってはくれない」んでっせ 
 どこが飼いやすいんでしょうなぁ



 いやいや アンさんほどワガママな個体は少ないと思うけど さ 

 とにもかくにも ペットショップでのブランドネコさんの売れ行きが昨年比4倍だそうな
 言いたくはないが 一時 持ち込まれるワンさんの種類がハスキーばっかりになって
 次 ゴールデンやラブ 今は チワワやミニチュアダックスばっかっていう悪夢を
 繰り返してほしくないもんだ


 
お年寄りでも大丈夫って ネコの平均寿命 分かっとンのかい?ってハナシ

特にふぁーさんのような長毛種がもてはやされてるみたいやけど
 この子ら 野良になったら生きていけへんから
 
 久々 書いてしまった「猫好論」少々手厳しいですが本音ですな

 

Memorial 3.11 ~for DOG&CAT~

2013-03-11 00:27:45 | 猫好論
 おーい お空のみんな 元気か そっちにはもう慣れたかいなぁ
 ほんまに災難やったなぁ ニンゲンの一人として ほんまに申し訳ない
 あんさんらぁには なんにも悪いトコないもんなぁ

 突然ぐらぐらっと揺れて ほんで 家の人が居んようになったんやな
 ご飯がほしくてももらえんで 甘えたくても甘える人はおらんで

 なんでやろ どうしたんやろ って思いながら 虹の橋を渡ったんやもんな
 ごめんな ごめんな ニンゲンのひとりとして それしか言えへんわ 
 寒かったやろ ひもじかったやろ さみしかったやろ

 

 あれから2年たったんやな 2年って 長いんかな 短いんかな…
 ほんまやったら 今頃 アンサンらぁ 夕方の散歩してた 
 しもべのひざ 独占して ぐーぐー言うてたはずやった

 なにもかも なにもかも あの3.11が 
 根こそぎ持ってってしまいよったんやなぁ

 ニンゲンの一人として ちっとだけイイワケさしてもらうわ ええかな…
 アンサンらがそっちに行ってから ちっとは アホなニンゲンも
 考えるようになったんよ ヒサイしたときに ワンさんにゃんさんは
 どうしたらえぇか とか 飼い主がおらんくなったワンさんにゃんさんを
 どうにか もういっかい幸せになってもらえへんやろか とか

 よおけぇ よおけぇ ボランティアさんとかシェルターもできた
 今も日々 頑張ってる人たちが居てるんよ

 

 ほんまにほんまに アンサンらのおかげや
 せやかてなぁ ニンゲンはアホやから まだ揉めてんねん
  トニカク イマスグ ゼンブ ナクセ  とか
  イヤ ゲンパツハ ゼッタイ ヒツヨダ とか な

 両方 極端やっちゅうの ニンゲンは 塩梅ってやつを
 忘れてしもたんとちゃうかなぁ 

 梅は咲いたよ 桜は… 今年は早いのかなぁ
 アンサンらも ほんまは見てた はずやったのにな…

 名もなき たくさんの ワンさん ネコさん
 そっちで見ててくれへんかなぁ 愚かで賢い愛すべきニンゲンを…
 お空に行ったら ワンさんは里見八犬伝並みの ネコさんは猫又さんなみの
 神通力があるんやろ なぁ だからさ 導いてほしいんよなぁ

 

 二度と もう二度と 天災が人災にならんように 
 天災はしゃぁないけど 人災は… ほんまに愚かなニンゲンしか起こさん

 犬災 とか 猫災 とか 猿災 とか 
 そんな言葉は 世界中の どこを探してもない

 せやけど な その間違いを正せるのも… 正すことができるのも
 賢くて愚かな ニンゲンだけ やないのかいなぁ

 

お外の声

2013-02-21 01:01:28 | 猫好論
あかん 今日は疲れた~
しかし最近 うちの近所でさかりのついた
猫さんがいらっしゃるらしく
ものすごい勢いで アオー アオーって
雄叫びアゲテますが



暴君さっぱり反応せず
まぁ生後半年強で去勢してますさかい
当然 永遠のお子ちゃまなんですがな
お世話係が聞いても ちとうるさいくらい
なんですが 知らん顔の半兵衛


考えたら ふぁーさんもお外で生まれたんですなぁ

あの声を聞くと 実は切なくなる
どうかお外で不幸になる子が生まれませんように
何もできないけど どうかふぁーさんのように
心あるヒトに保護されて あったかいおうちが
出来ますように と



そんなん 人間のエゴや ネコはそんなん望んでない
って言うヒトも居るかも知れん

でも となりでヘソ天で寝てるふぁーさんを
見てたら そう思わずにはいられない

なぁ アンさんは シアワセかぇ?

嗚呼 また 鳴いてます

ヾ(゜д゜;) あ ややこしや~ ややこしや~ 

2013-01-30 00:45:32 | 猫好論
 1月は行く 2月は逃げる 3月は猿 じゃなかった 去る とな…
 何かと気忙しい年度末 正月明けたらまぁ 毎年この通り
 だいたい この時期って2012年度であって2013年 って
 それだけでも ♪ あ ややこしや~ あ ややこしや~ ♪ (野村萬斎さんふうにひとつ…)

 

 アンサンのマイペースを見習いたいもんだわさ

 で まぁ 1月がまさに「行かん」としてる今日この頃
 あきません ばったばたしてます いや 一重にスタートダッシュの遅い
 自分の性格ゆえのことなんですがなぁ 
 石橋を叩きながら渡ってるくせに 橋の下に船を用意するほど
 慎重な性格なもんでねぇ こうなると こう 家に帰ってからも
 仕事のことを考えがちですが ネコ様の下僕ともなると そうは行かん

 

 御意 まぁ なんせ わがまま暴君に仕えていますよって
 家に帰った途端にけろっと 仕事を忘れます えぇ いつのまにか
 そうなりましたわ えぇことです 非常に…

 ふぁ~さんがうちに来てくれたのは2007年のこと
 その時 実はお世話係 とんでもない状態でした

 ちっとした手違いで 3人でやる仕事を独りでやる羽目になったあの頃
 今思い出しても 恐ろしいです よぉ乗り切ったわ

 乗り切れた その恩人 てか 恩猫? がふぁ~さんです
 となると… 恩人はふぁ~さんを託してくださった Kさんご夫妻 ですな
 なんだろう… ことあるごと いろんな仕事の局面に立つごとに

 ま ふぁ~さんが居るから大丈夫 だと思える自分

 

 ああ そうですよ 要領悪いですよ はしょってできない石頭ですよ

 それにしても ネコ様に依存してますなぁ 分かってますがなぁ
 お世話してるつもりで 実はお世話されてるのはお世話係
 つって やっぱりあらら ♪ややこしや~ あ ややこしや~~♪

 すんません 今日は愚痴っぽい独り語りでございましたわ 
 う~ん でも 大丈夫! ローラ並みに おっけ~~~~~




 若干 こわれてるかも…  なぁ ま 夜中ってことで ははは
 

忠犬ハチ公では済まされない

2012-12-17 02:24:36 | 猫好論
 久しぶりの猫好論 でも 今日はワンコのお話
 先週の火曜日だったかな 胸が詰まりました

 飯田市で 飼い主(と思しき)を待ち続ける犬 

 忠犬ハチ公とかって美談にされてる節もあるけど
 そうは どうしても言えない

 飼い主が現れてほしいと思うけど 正直なとこ
 こんなに話題になってなお 誰も名乗り出ないっていうのは
 きっと…  一部の特殊な人だとは思いたいけど 
 歳を取って狩りに使えなくなった猟犬を 山に放置する人がいるとか

 その類だったら どんなにかわいそうなことか…

 

 犬の忠誠心ってのは半端ない ネコ様は飼い主のことを
 都合の良い世話係か 甘えたいときにヒザを貸してくれる
 便利な生き物だとしか思っていないけど

 犬はね 犬は飼い主のことを 主人だと思い 親だと思い
 全身全霊で慕い 敬い 愛おしさを表現する生き物だ

 今は保健所に保護されているそうで 24日を過ぎたら里親募集に
 踏み切るとのこと
 どうか 心ある人の暖かいおうちで年越しが出来るといいなと
 思わずにはいられない 
  

目的のための手段

2012-05-04 12:58:24 | 猫好論
 さ お世話係 究極の独り語り… 猫好論でっせ


 目的のためには手段を選ばない って言葉がありますが 
 「目的」を達成するために「手段」があるわけで 
 それが逆になるってのは まぁ 変な話だ

 例えば 「仕事」 昨日 ふぁ~さんに ワークホリック って言われましたが
 何のために仕事をするのか と言われれば それは生きるため ご飯を食べるためで
 そう考えると 「仕事を苦に 自殺」ってのは 本末転倒 ですわな

 もちろん そこには 計り知れないような葛藤とかあるんでしょうけど…

 

 ブックマークこそしていないけど とても楽しみにしていたブロガーさんが
 愛犬を手放した 住む家も間借り状態だと そこには 書かれてあった
 止むにやまれぬ決断 だったのでしょう… 
 予めお断りしておきたいのですが その方を批判する気は全くない
 ただ 考えた お世話係なら どうするだろうか と … 

 そして すぐ出た結論 お世話係には有り得ない 絶対無い
 何故なら お世話係 ふぁ~さんと生きるために仕事をしてるから
 ふぁ~さんに美味しくて安全なご飯を食べてもらうために オヤカタヒノマルの
 あほ~な要望にもへぃへぃ と 耐えてるから 

 転勤になったらどうする? 仕事がなくなったらどうする?
 そんなこと 本当に言えるの? 猫でしょ 子どもじゃないよ  と 言われた 

 
 
 そんなん 答えは簡単 
 だって 目的のための手段だから ふぁ~さんと暮らせないような状況になるくらい
 だったら 仕事なんざへーきで止めるし 今の日本 選ばなければナニやったって
 喰ってける 

 でも 有事のために 備えなければいけないな と感じた
 先立つものは 「お金」と「健康」 この2つがあれば 人生も猫生もどうにでもなる
 たいていのことは解決するからね 

 世知辛いようだが 一人と一匹 
 ふぁ~さんの猫生はお世話係にかかってるし そのためにお世話係は
 元気で稼いで せっせとふぁ~さんのお世話をせねばなるまいて(笑)

 

 へぇ かしこまりまして 謹んで承りますよって…  
 なぁ ふぁ~さん 
 お世話係とふぁ~さんが離れるのは どっちかが お空に帰るときだけやもんな

許せない

2010-04-07 12:43:27 | 猫好論
 今日は まじめな話 

 このニュース 何があっても 許せないと思った
 これ 廃棄物処理法違反 とかじゃないでしょ 死体遺棄事件でしょ 

 MSN産経ニュース 業者が継続的に遺棄か 飯能市内の山中に…

 自分の半身をもぎ取られるような気持ちで見送った飼い主さん(あまりこの言葉好きではない)
 は どんな想いだろうかと…
 
 法律的なこと 詳しいことは もっときちんと勉強しなくてはいけないんでしょうが
 ペット関係の許認可の杜撰さに関しては 本当に 日本は後進国だと思う

 悪質ブリーダーの記事などを見ても常々思うけど なんで きちんとした認可制 もしくは
 免許制にしないんだろうか だって 生死を扱う仕事なんですよ 
 何の規制もない のは おかしいでしょ

 

 合同火葬を選択する飼い主さんへの批判もあるでしょう 
 でも それぞれ やっぱり金銭的なこととか いろいろなことでそうなったわけで
 きちんと送ってあげたい と言う気持ちで葬儀社に依頼されたのでしょう
 (そうでない人は 動物と暮らす資格などないです)
 そこを批判するよりも こういった悪徳業者を出さないための法整備が必要なんじゃないでしょうか

 きちんとしたブリーダーさんがほとんどだと思う
 きちんとした葬儀社がほとんどだと思いたい…

 今や 動物と暮らす人がこんなに多い国なのに 法律が遅れすぎている
 動物のことだけではなく 例えば 代理母だったり 離婚後の妻に出来た子の問題だったり…

 生や死 そして 命に関しての法整備に対して この国は及び腰過ぎるのではないかな 

 
 

   

ひとりといっぴき ~哀悼 富士丸くんへ~

2009-10-09 13:23:08 | 猫好論
 久しぶりの 猫好論 でも本日はワンちゃんのお話です 

 なんというか… とても重い話題なので 笑いたいヒトは 今日は コチラ で  勘弁してやってくだせぇ

 タイトルにもあるように お世話係が(作家さんとして)大好きな穴澤賢さんの家族 
 富士丸くん が お亡くなりになりました。日本一有名なデカ犬 こと 富士丸くんはコリーとハスキーのミックス犬で 
 享年7歳… 大型犬の寿命は猫より小型犬より ずっと短いということは 頭では分かっていても 
 穴澤さんにとって あまりにも突然の早すぎる死だったと思います。

 

 ブックマークをしてあるので このブログから ご覧になっていただいたヒトもいらっしゃる かな… 

 穴澤さんこと「富士丸のとうちゃん」の富士丸くんに対する考え方 愛し方 全て 「分かる うん そうそう」
 ということばかりで 寝る前に著書を拝見しては なんだかほっとさせていただくことが多かったのです。

 犬とネコ … 種も違うし 大きさだって うちのふぁーさんがいくら デカネコだといっても 
 富士丸くんの5分の1くらいしかないんだけど… こんなに共感できる部分が多いのは 今想うと 
 うちも とうちゃんと富士丸くんの関係と同じく 「ひとりと一匹」だったからなんだなぁ… と…

 穴澤さんは 著書やwebの中で こんなことを話していました(要約・抜粋させていただくことを お許し下さい)

 「犬は 犬であって 人間ではない だから擬人化するのは出来るだけやめよう… 
  でも 俺にとってオマエは息子にしか思えない存在なんだ 」

 「犬の寿命は人間より短い 自分の寿命をコイツと分け合って 死ぬ瞬間まで一緒にいられれば…」

 全く 同感です 同じ想いで 毎日ふぁーさんと暮らしています 

                     

 例えば 4人家族で 家族の一員として暮らしている犬やネコ 穴澤さんやお世話係のように 
 たった一匹とひとり で暮らしている犬やネコ… どちらが幸せなのか… と言われれば 
 それは 当の本人(本犬?本猫?)に聞いてみなければわかりません。そして言葉をもたない彼らに
 それを求めるのは 不可能でしょう…  

 お留守番で寂しい想いをさせているのは事実 寂しいかどうかは分からなくとも少なくとも 
 常に誰かが居てみてあげられる というご家族形態の家よりは 何かと我慢をさせているのではないかと… 
 一時期 お世話係も それを考えました 悩みました… 
 「いくら ふぁーさんのことを大事に想っていても コレは自分のエゴじゃないか…」と…

 でもね 今は もう ふぁーさんとであったのは 運命なんだと 思っています。 
 「ごめんなぁ アンタの赤い糸は ファミリーやなくて アラフォー♀と繋がってたんで あきらめてや 」 ってね (笑)

 ひとりといっぴき… この絆が どれだけ深いか どれだけ強いものか… そう思うと 
 とうちゃんこと穴澤さんのお気持ちを考えずにはいられません… お目にかかったこともない 1ブロガーですが 
 著書から元気をもらっていた一人として… そして 何よりも 富士丸君の1ファンとして… 

 心から 哀悼の意を表したいと思います 

くろちゃんの話

2009-04-01 12:29:27 | 猫好論
 今日は エイプリルフール ですなぁ…  

 数年前のこの日、「ちょっとしたシャレ」のつもりで上司に「6月にケッコンするので寿退社しマース」っていったら 
 ドン引きされて 「なんで もっと早く相談してくれなかったのか?2ヶ月で後任はどうするつもりなのか?」
 と真顔で怒られたコトを思い出します。
 全く持って 不謹慎ではありますが 以来この日が来るたび 「あっそっ!お幸せに…」と言われなかった幸せをかみ締めつつ…(笑)

 さてさて 久々に お世話係の自己満以外何者でもないカテゴリー 「猫好論」ですよ。四月馬鹿 に甘えて 
 ちぃーと 告ってみよーと思うしだいで…

 ふぁーさんは 以前にも書いたように「いつでも里親募集」でお世話係が一目ぼれして うちにやってきました。
 でも実はね その前に 一回だけ お世話係 「この子をうちに迎えたい…」と思ったネコさんがいたのです。
 同じ「いつ里」に掲載されていた 今見ると「ふぁーさんの白いトコがなくなったよーな子だなぁ」と思います。

 半長毛の真っ黒ネコさんだったので 仮に「くろちゃん」としましょうか…

 くろちゃんは ふぁーさんより年上のネコさん 募集時に1歳半で 高齢の方と暮らしていたそうなのですが その方の体調が悪くなり 
 「一人で外をふらふら歩いていて危ない」という近所の方の通報の元 保護された という子でした。

 どーしても ネコさんと暮らしたい… でも一人暮らしだし、お留守番で寂しい思いをさせるのもかわいそう… 
 コレはネコさんに対して「私のエゴ」を強いることになるんじゃないだろうか… そんな葛藤の最中だった2年前、
 もちろん、「あまりに小さいと一人で留守番は無理だろう」との物理的な問題もありますが
 「子猫は 里親が見つかりやすいだろうから 大人ネコさんのほうがいいかな…」と考えていたお世話係、
 まだ気持ちの整理が付かないまま いつ里のサイト運営者に「問合せメール」を出し、保護されている方の連絡先を教えてもらったのです。

 一晩 めっちゃくちゃ 悩みました。狭い部屋の中をアホのよーにグルグル回って 
 「この部屋で本とにネコさんと一緒に暮らせるだろーか…」  「危なくないだろーか…」

 ……焼酎を浴びるほど呑んでたせいもありますが(?)答えは出ませんでした。寝入りばな 

 「ヨシッ!悩んでもしょーがない。明日 くろちゃんの顔を見て、どうしても
  この子と暮らしたい… と思ったら 保護主さんにメール出してみよう。」 …そう考えたのを 今でもよーく覚えています。

 そして その翌日、意を決して「いつ里」を開くと………

 …くろちゃんの姿はありませんでした。ナンバーで検索をかけてみても「削除されました」の画面のみ。
 「そっかぁー 可愛い子だし きっと良い里親さんの応募があったんやね。そやねぇ。うちに来て お留守番で寂しい思いさせるより 
  そのほうがシアワセやもんな…」 
 残念な反面 ちょっと ほっとしたのも事実です。同時に 「やっぱり ネコさんとは縁がなかったんやなぁ…」って…。

 して とーぜん 会社ですからフツーに仕事して 一息ついたその日の夕方のこと いつものように 息抜きに「いつ里」を見てみると…

 「ゴィーン」

 … 限りなくアホーな表現で申し訳ないのですが ほんまに頭の中でこんな音がしたんです。 くろちゃんを見たときとは 全く違うソレでした。
 
     

                                         当時のふぁーさん (お写真は保護主のKさんにいただきました )


 「この子 この子 この子 絶対うちの子になる 間違いない 」

 勝手に脳みそが そう判断していました。募集条件を読んだのはその後です。
 とにかく すぐに サイト運営者に 保護主さんのアドを教えてもらい、そこいらの仕事ほったらかしてメールを出しました。

 …今 読み返しても そのメールは 「オマエ 自分が嫁に行く気かよっ!」っていうくらい 
 気合が入りすぎてて怖いです(K夫妻様 ごめんなさいっ!)

 それが うちの暴君 今となってはお世話係のかけがえのない伴侶となった ふぁーさんです。
 その後のことは 日々 ここでも書いている通り。ふぁーさんとの初対面の日の話は あまりに長くなりそーなので 
 また 別の機会に告らせてもらいましょう。

 そして… ここからは いまだにちょっと切なくて お世話係 ガラにもなく毎日祈ってるのですが… 

 くろちゃんは 2年たった今も 「いつ里」に掲載されています。保護主さんのお宅は ハンディを持つネコさんを
 たくさん保護していらっしゃる方だそうで 
 「健康で人馴れ抜群のこの子には いいおうちを見つけてあげたい」  そう書いてありました。更新もちょくちょくされています。
 本当に真剣に くろちゃんのことを思っていらっしゃる方なんだということが その文面から伝わってきます。

 今思い返せば あの時 掲載がいったん降ろされていたのは お世話係が 問合せをしたからなのかもしれません。 
 いつ里の詳しいシステムは分かりませんが、当然 
 「こういう方から問合せがあったので アドを教えてよいですか?」
 という承認の元に成り立っているであろうことは想像できるので…。

 「縁」とは こういうものなのでしょうね…

 たかが「ネコ」とお思いの向きもあるかもしれません。
 でもね お世話係の生活は ふぁーさんが来て 180度変わったのですよ。生活だけじゃなくって「生き方」もね…。
 もし あの時 くろちゃんがうちの子になってたら… また全く違っていたのでしょう。

 長い長い 独白… 毎度 見てくださっている 約50人のみなさま お世話係のダラダラしゃべりにつき合わせてごめんなさい。

                                    新しい年度に寄せて …   by ふぁーさんの忠実な僕 お世話係  

いつ里考

2009-02-06 12:18:05 | 猫好論
 いつ里 ってご存知でしょうか?

 いつでも里親募集 略して「いつ里」 お世話係はふぁーさんとココで出会いました。
 時々コメントをいただいている Kさん というふぁーさんの保護主さんが 黒い立派なノラ母さんが連れていた
 ふぁーと そのおねえちゃんのあられちゃんを保護してくださったのが
 お世話係とふぁーさんの出会いの始まり。一昨年の5月頃のことでございます。

 

 ナゼ 今になってそんなことを書き出したか…。
 ココから先は 強引な自論です。 ヒト科の人間という生き物としての倫理に  反しているかもしれません。
 読んで気分を害する方がいらっしゃったらごめんなさい。でも お世話係の本音です。

 いつ里 で募集をされている猫さんには 様々な背景があります。
 ふぁーさんのようにノラ母さんから産まれた子、また、いわゆるTNR(外猫の避妊・去勢をした後に
 リリースして地域猫として見守ること)の際に不幸にももう妊娠していたから
 子どもだけは里親さんの下に…

 でもね、そんな猫さんは少ないのですよ。
 ほとんどが飼い猫。もしくは避妊去勢をせずに飼っていた家猫が産んだ(と思われる)捨て猫。
 子猫を捨てるということはその手で首を絞めて殺すのと全く同義です。
 「誰かいいヒトに拾われて幸せに…」なんて人間のご都合主義なセンチメンタル思想には反吐が出ます。
 はっきり言えば その手をかけて 残虐に殺すことと全く同じだと思うのです。

                        

 少々 思考が飛躍しているかもしれません。
 でも お世話係は 飼っている動物を捨てる、無責任に手放す人間は その人そのものを去勢・避妊してしまえと思ってる。
 ひとつの命を、てめぇの命をかけて守れないヒトに 命を育む資格などないと思う。 
 
 命の重さに 違いはないでしょう。
 授かった命に責任を持つのは ヒトとして当たり前のこと。
 猫も 人間も同じだと思いませんか?
 そこまでの強い気持ちがなければ… 子どもなど作るべきではないように
 猫を迎えようと思うのもやめるべき。

 そう 思うのです … 。
 「いつでも 里親募集」 が 本当の本当の本当に のっぴきならない事情の猫さんだけの 
 募集掲示板になるように 願って止みません。