金沢市医王山登山路上ヒメシャガ

昨日の金沢市医王山(896m)登山路上における、ヒメシャガの画像です。

マーク・C.ベイカー(郡司隆男訳)：『言語のレシピ』、岩波現代文庫より

子どもが言語に真剣に注意を払ってその解読に進歩を見せることについて、
「ドイツのテレビを何時間も聞いたオランダの子どもたちの研究があり、このような接触によってドイツ語を学んだかどうかが調べられた。答えは否である」。即ち、テレビで言語を獲得できないということである。それでは何から子供たちは、言語を獲得するかというと、
「子どもは少しだけ年長の近所の子供から言語を学ぶ方を好むのである。もちろん、両親と会話をすることでも学ぶが、主要言語を何にするか、またアクセントをどうするかさえも、仲間からの影響が大きいのである」。
つまり、最初は両親から言語を獲得するのであるが、段々と仲間からの影響が大きくなってくるとのことです。だから、保育園、幼稚園等で年長者、仲間と接触させることが大事な訳です。参考までに。

言語を学習する能力がある子供

チョムスキー(福井直樹編訳)：言語基礎論集、岩波書店によれば、


言語を学習する能力がある子供は、以下のものを持っていなければならない。

(12) () 入力信号(input signals)を表示する方策

　　　() 入力信号に関する構造上の情報を表示する方法

　　　() 言語構造に関する可能な仮説のクラスの範囲に対しての初期限度

　　　() それらの仮説が、それぞれ、個々の文に対して何を含意しているのかを決定する 方法

　　　() ()によって許容され、かつ、与えられた１次言語データと適合するような(おそらく、無限に多くの)仮説の中から、1つを選択する方法


即ち、子供は、充分に豊かで完全な形で展開された、潜在的構造記述に関しての生得的理論を持っており、その結果、ある言語信号が生じる実際の状況から、どの構造記述がその言語信号に対して適切であるかを決定することができ、しかも、部分的には、この決定を当該の信号の言語構造に関するいかなる仮定にも先だって行なうことが出来る。


良く分からない個所もあるが、とにかく子供達および母親は偉い！