江戸時代初期、後水尾上皇は比叡山の景色を得るために各地を探した末、この地にたどり着き、幡枝離宮を造営した。
寛永16(1639)年のことである。
庭園も後水尾院が設計したとされるが、水利が悪いために大池泉庭園を造ることができなかったため、明暦元(1655)年、比叡山麓の修学院に新たなる離宮の造営を開始、幡枝離宮は勅願所となる。
円通寺としての歴史は延宝6(1678)年、霊元天皇の乳母である円光院瑞雲文英尼大師が妙心寺第10世の景川宗隆を勧請し、尼寺として創建された。
本尊の聖観世音菩薩は定朝の作と伝えられる。
当時は茶室などもあったが、今は方丈、客殿、庫裏があるのみである。
境内には後水尾天皇以降の歴代皇族の御尊碑が祀られている。
庭園
枯山水式の庭園で国の名勝に指定されている。
苔を主体に刈込みと石を配し、大小40余りの庭石は上皇となった後水尾天皇が自ら配したといわれる。
また、刈込みと立木の背後に望む比叡山を借景としており、上皇は最も比叡山の眺望に優れた地を求めて、この幡枝に山荘を設けたといわれている。
とりわけ、この円通寺庭園は借景の美しさで名高い。
そのため、高層マンション建築など急速に進む都市開発は、貴重な借景を壊してしまう懸念材料になると危惧されていた。
そのため、京都市は円通寺庭園など借景を保護するための眺望条例(正式名称は京都市眺望景観創生条例)を制定するようになった。
円通寺は同条例の対象地となり、周辺区域では高さだけでなく、屋根の形式なども制限される
■アクセス
京都駅から京都市営バス4号系統「深泥池」下車
京都駅から京都バス45系統「円通寺道」下車
四条河原町から京都市営バス4号系統「深泥池」下車
■駐車場
自家用車15台分 無料
■拝観料
大人・大学生・高校生 500円 中学生・小学生 300円
■拝観時間
10:00~16:00
■住所
〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町389
電話 075-781-1875
寛永16(1639)年のことである。
庭園も後水尾院が設計したとされるが、水利が悪いために大池泉庭園を造ることができなかったため、明暦元(1655)年、比叡山麓の修学院に新たなる離宮の造営を開始、幡枝離宮は勅願所となる。
円通寺としての歴史は延宝6(1678)年、霊元天皇の乳母である円光院瑞雲文英尼大師が妙心寺第10世の景川宗隆を勧請し、尼寺として創建された。
本尊の聖観世音菩薩は定朝の作と伝えられる。
当時は茶室などもあったが、今は方丈、客殿、庫裏があるのみである。
境内には後水尾天皇以降の歴代皇族の御尊碑が祀られている。
庭園
枯山水式の庭園で国の名勝に指定されている。
苔を主体に刈込みと石を配し、大小40余りの庭石は上皇となった後水尾天皇が自ら配したといわれる。
また、刈込みと立木の背後に望む比叡山を借景としており、上皇は最も比叡山の眺望に優れた地を求めて、この幡枝に山荘を設けたといわれている。
とりわけ、この円通寺庭園は借景の美しさで名高い。
そのため、高層マンション建築など急速に進む都市開発は、貴重な借景を壊してしまう懸念材料になると危惧されていた。
そのため、京都市は円通寺庭園など借景を保護するための眺望条例(正式名称は京都市眺望景観創生条例)を制定するようになった。
円通寺は同条例の対象地となり、周辺区域では高さだけでなく、屋根の形式なども制限される
■アクセス
京都駅から京都市営バス4号系統「深泥池」下車
京都駅から京都バス45系統「円通寺道」下車
四条河原町から京都市営バス4号系統「深泥池」下車
■駐車場
自家用車15台分 無料
■拝観料
大人・大学生・高校生 500円 中学生・小学生 300円
■拝観時間
10:00~16:00
■住所
〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町389
電話 075-781-1875