京の一枚

京都 縁結び神社


下鴨神社の境外摂社 御蔭神社




賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)


玉依媛命(たまよりひめのみこと)


葵祭の荒御霊を迎える儀式が行われるのがここ。


無人で縁結びのお守りを販売している訳でもありませんが、木々に囲まれた静謐な空間こそ、パワースポットと呼ぶのに相応しい。


この神社へは瑠璃光院より更に奥へと進み、病院の横の山道を入って行きますが、山中の人気の無いところにあるので、一人歩きはちょっと心細いかも?隣駅の「三宅八幡」駅を東南側に出て、線路を左手に見ながら住宅地を北へ15~20分程進むルートもあります。




ここで行われる御蔭祭は、神馬に神霊を遷して本社に迎えるという我が国最古の形式を今に伝えるといいます。


下鴨神社と同じく、西殿に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東殿に玉依媛命(たまよりひめのみこと)を祀ります。

賀茂建角身命は、古代の京都を開いた神様で、京都の守護神として祀られています。



農耕を広めて民生の安定に努め、また「導きの神」としてのご神徳を顕わしました。


玉依媛命は賀茂建角身命の子で、鴨川の上流から流れ来た丹塗の矢を拾って床に置いたところ、上賀茂神社の祭神である賀茂別雷命を懐妊したという神話が伝えられていることから、縁結び、子育て等の「婦道の守護神」、「水を司どる神」として親しまれています。


さて、この葵祭で上加茂・下鴨の両賀茂社に進む本列を、列奉行、副列奉行や列方として導くのも、八瀬童子会の役目なのです。


稚児(童子)になる小学生から大人まで、2007年度には91名が参加しました。


小学校6年生になったらお稚児さん、青年になったら何らかの役となって勅使列に奉仕するのが八瀬童子会に昔から受け継がれているしきたりであり、また誇りなのです。






時間


自由参拝


交通アクセス


京阪電車「出町柳駅」下車、徒歩約10分


市バス「下鴨神社前」下車、徒歩約5分


お問い合わせ:075-781-0010(下鴨神社)


詳しくは:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/










濡髪大明神(知恩院内)


なんとも艶っぽい名前です。


もともとは知恩院を火災から守る神様ですが、「濡髪」という名のため、昔から祇園の舞妓さんや芸妓さん、水商売の人々の信仰を集めているそうです。

勢至堂を奥へ進んだ所に、『濡髪大明神』のお社があります。


ここには、知恩院を火災から守る、濡髪童子をお祀りしています。


また、「濡髪」という名のため、昔から祇園町のきれいどころの信仰を集め、縁結びの明神として参詣者が後を絶ちません。


毎年11月25日午後2時より、護摩焚きの大祭を厳修しています。




濡髪童子


江戸初期、知恩院第32世 霊巖上人の枕元に、濡れ姿でシクシクとすすり泣く童子が現れました。


この童子は古くからこの御影堂の地に住む白狐であり、御影堂が建設されたために住処をなくしたとのことでした。


あわれに思った霊巖上人は、童子のために寝ぐらを作ってやりました。


後日、再び枕辺に現れた童子は、お礼に知恩院を火災から守ることを誓ったといいます。


その証に御影堂の軒下に傘を置いていったとも言い伝えられています。


その後、上人はその童子を濡髪童子と名づけ、祠にお祀りしたといわれます。



忘れ傘




御影堂正面の軒裏には、骨ばかりとなった傘がみえます。


当時の名工、左甚五郎が魔除けのために置いていったという説と、知恩院第32代の雄誉霊巌上人が御影堂を建立するとき、このあたりに住んでいた白狐が、自分の棲居がなくなるので霊巌上人に新しい棲居をつくってほしいと依頼し、それが出来たお礼にこの傘を置いて知恩院を守ることを約束したという説とが伝えられています。


いずれにしても傘は雨が降るときにさすもので、水と関係があるので火災から守るものとして今日も信じられています。




アクセス


JR京都駅から


路線バス206系統で約15分


住所:〒605-8686 京都市東山区林下町400


電話番号:075-531-2111(代)


詳しくは:http://www.chion-in.or.jp/






新熊野神社




伊邪那美命(いざなみのみこと)


他12社の神々


熊野神社、熊野若王子神社と共に「京都三熊野」の一つに数えられ、京の熊野信仰の中心地であり、それぞれに縁結びの御利益があるそうです。


商店街を少し戻って細道に入ります。


泉涌寺通に入ると急に雰囲気が変わりました。


木々に囲まれた緩やかな坂道を上がっていきますが、思った以上に坂道が続くのでタクシーで上がっていく人もチラホラ。


坂道を上がりきったところで安土桃山時代に作られた「総門」が迎えてくれました。






[御神木「梛の木」]




自然そのものを「神」として崇める熊野信仰。


「梛の宮」とも呼ばれていた当社の本社両側には、雄の梛の木と雌の梛の木が一本ずつ 。


梛の木の葉は切れにくく、仲良く二つ並んで実をつけることから、縁結び・夫婦円満の樹ともいわれ、熊野若王子神社にも梛の木があります。






JR京都駅より


市バス208系統九条車庫行約10分今熊野バス停から東大路通を南へ徒歩5分


住所


京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42 


問い合わせ 075-561-4892 


詳しくは:http://imakumanojinja.or.jp/






上賀茂神社摂社・片岡社(片山御子神社)




玉依比売命(たまよりひめのみこと)



神事の際、神職が本殿に入る前に必ず一礼していくというお社。


上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神の母・玉依比売命が祀られているからです。


山城国風土記逸文等の古文書によると、天に昇り、賀茂別雷命となってしまったわが子にもう一度会いたいという玉依比売が、夢のお告げに従い葵楓(あおいかつら)の蔓を飾って祭事を営むと、社殿の北北西にある神山に賀茂別雷命が降臨したのだそうです。


上賀茂神社・下鴨神社のシンボル「葵(あふひ・会う日)」は、母子の縁を結んだ植物なのです。


古くから縁結びや安産の神としての信仰を集め、紫式部も愛する人を思ってこの社にちなんだ歌を詠みました。


奇しくもハートに似た姿をしている葵の形の「縁むすび」絵馬達がたくさん下げられ、2008年の源氏物語千年紀を記念して、巫女の神楽鈴をイメージした御鈴が取り付けられました。


鈴の緒は2本あり、カップルで一緒に参拝できます。


古くから縁結びや安産の神として信仰され、紫式部も愛する人を思って「ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立ちやぬれまし」と詠んだ。






幸神社(さいのかみのやしろ)




猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)天鈿女命(あめのうずめのみこと)


ここで愛を誓ったカップルの縁は永遠に結ばれる、と古くから伝えられています。


天照大神の孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が複数の神々を連れて、天から高千穂へと向かう途中に、一行を待ち伏せる異形の神に出会いました。


天鈿女命がその男の前に出て問答を繰り返すと、その男は猿田彦大神という名で、一行を道案内するために参上していたことが分かりました。


無事に道案内の役目を果たした後に、二人の神は結ばれ、幸神社はこの2神を祀っています。


境内の東北の隅に大小の石が重ねて置かれた石の神は、狂言「石神」に登場する石神ではないかと考えられています。


狂言の中では、妻に離縁を打ち明けられた夫が、別れるかどうかを石神に決めてもらうため、石を持ち上げられるかどうかを試すという事になっていますが、ここの石神は安置され、触れる事はできません。








拝観時間   日中随時


拝観料    なし(ただし特別拝観のみ400円 10:00?16:00)




アクセス


JR「京都」駅から


市バス 9系統「上賀茂御薗橋(みそのばし)」下車 徒歩約5分


阪急「河原町」駅から
 
市バス 37系統「上賀茂御薗橋(みそのばし)」下車 徒歩約5分


市バス 46系統「上賀茂神社前」下車すぐ


住所     京都市北区上賀茂本山339


お問い合せ  075-781-0011


詳しくは:http://www.kamigamojinja.jp/


※写真は全て過去のものです。













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