夏のさかり
蝉のこだま
いらいらと頭をかきむしる
しみじみと命をいつくしむ
どちらも同じ人の心
夏のさかり
盆のはかば
冷ややかに墓に唾をかける
ひたすらに墓に花をたむける
どちらも同じ人の心
夏のさかり
戦のおもい
銃を放つせいぎ
銃を憎むせいぎ
どちらも同じ人の心
夏のさかり
命のひかり
簡単に踏みつぶす
大事に抱きしめる
どちらも同じ人の心
何が醜く
何が美しい
他人事ではなく
自らの中に渦巻く
うごめき
揺れて
自らが混乱し
自らを籠絡する
自らがわからなくなり
自らをだます
蝉のこだま
いらいらと頭をかきむしる
しみじみと命をいつくしむ
どちらも同じ人の心
夏のさかり
盆のはかば
冷ややかに墓に唾をかける
ひたすらに墓に花をたむける
どちらも同じ人の心
夏のさかり
戦のおもい
銃を放つせいぎ
銃を憎むせいぎ
どちらも同じ人の心
夏のさかり
命のひかり
簡単に踏みつぶす
大事に抱きしめる
どちらも同じ人の心
何が醜く
何が美しい
他人事ではなく
自らの中に渦巻く
うごめき
揺れて
自らが混乱し
自らを籠絡する
自らがわからなくなり
自らをだます