がん闘病中で入院していた、コロちゃん
退院させて…看取りました
私が来るのを待っていました
診察台で息を荒げて横たわっているコロちゃんに
コロちゃんにしか歌わない歌(私の自作)を歌って
「本当によく頑張ったね、もう、頑張らなくていいよ」
「みんなが迎えに来てくれるよ」
「ありがとう、コロちゃん大好きだよ」と優しく抱きしめて
…すると、振り返って、私をじっと見つめました
とても可愛らしい顔で、目をクリクリさせて…
なんとも言えない表情でした
家に着く少し前に、片手だけを伸ばして…
天国への旅立ちの時が来ていました
かすかに息をしていたコロちゃんを抱きかかえて
裏の畑に眠る猫たちのお墓まで連れて行きました
腕の中で看取りたい、という希望どおり
すーっと天国へ旅立ちました
最期に痛みに苦しんで逝くことがなくて良かった…
こんなにも我慢強い猫は、私にとっては初めてです
母も私も泣きましたが、悲しいのは確かだけれど
もうこれで、痛みに耐えることもないし
できる限りの治療を施してたので
「やっと、旅立つんだね…本当によく頑張ったね、お疲れさま」
と見送ることができました
今までにない感覚で、悲しいけど、悲しくないという不思議な感覚です
コロちゃん、ありがとう
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