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2006年02月28日 | Car Life(etc)
日本でも重要視されつつある所得格差。いつの時代も消費行為において、弱者は耐えることしかできないようです。世界規模の企業は、明らかに富裕層をコアターゲットにしつつあります。ライフスタイル型クルマ雑誌などにもよく書かれていますが、ブランド構築に欠かせないいち要素に「ブランドは歴史によって創られる」という事実があります。ヘリテッジというやつです。これにヨーロッパ自動車メーカーはいち早く飛びつき、成功を収めています。「ロールスロイズ」「ベントレー」「ランボルギーニ」「ジャガー」「ミニ」等々。今ある自社ブランドが瞬時に歴史を重ねることは不可能なわけで、時代に乗り遅れた歴史あるブランドを手に入れ最新技術で蘇らせる。メーカーにとってユーザーにとっても魅力あるブランドが完成(復活)したと言えるでしょう。ハードとしての出来は今やどのメーカーも素晴らしい、あとは魅力あるブランド(銘柄)対決という構図がはっきりと浮き彫りになり、市場ではさらに熾烈な競争があると思われます。前置きが大変長くなりましたが写真の2メーカー。オシャレなビジュアルですね。単純に絵としてイイと思います。日本のメーカーもR&Dに力を入れ始めた様子。しかしボンネットに巨大なエアインレットがついたプチSUVと綺麗な女性の組み合わせってどうなんでしょう?(このビジュアルはマス媒体からあっという間に消えてしまいました)いくらクルマが良くてもユーザーがライフシーンを想像できないイメージ戦略は?かと。

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