邦画「クライマーズ・ハイ」

映画版を見まして。新聞社を軸として日航機123便墜落事故発生直後を描いており、風化に警鐘を鳴らす意味でも良い作品でした。新聞社のハードな日常に、稀に見る大惨事が輪をかけて浮き彫りにしていく人間模様がプラスされた点は見応えありでした。ただ、123便墜落事故を扱った、という点では事故直後のみの時系列しか追ってないのでもう少し見たいと思いました。この事故、闇が深く、文献やネット情報を見ていくと理不尽なことばかりで、9.11もそうですが本当に浮かばれない想いが有り過ぎて切な過ぎます。勿論見たもの全てを肯定している訳ではありませんが不透明な事が多過ぎて、誰しもが納得できてない現状なのは事実であります。飛躍感ありますが、一心不乱に働いて納税して少しの贅沢に一喜一憂しているのが馬鹿らしくなるくらい、大きな力がこの世にあることを痛感します。。。