SAKATART JR
まっしろの部屋
まっさらな少女から大人へ
2024 10/1-11/24 JR酒田駅
まっしろの部屋
まっさらな少女から大人へ
故郷から離れても引き継がれていくもの、積み上げられていくもの、つながっていくもの 持っていくもの、ついてくるもの
記憶、経験、思い出、感情
幸せな気持ちや感謝の気持ちは白い箱にしまって
口には出せない、人には話せない思いは感謝の気持ちに変えて白い箱にしまって
嫌な思いは黒い箱にしまって
過去(ブルー)から現在(月白)へ、そして未来(イエロー)へ
『ご自由にお入りください』
幸せな気持ち、いやな気持ち、残したい思い
あなたの思いを感謝にして
この部屋に置いていってみてください
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引越しした白の部屋のインスタレーションは、物理的な移動だけでなく、精神的な移行や新たなスタートを象徴しています。段ボールというアイテムは、多くの意味を内包してます。
⚫︎ 持っていくもの:段ボールに詰められた思い出や大切なアイテムは、新しい場所での生活に持っていくものです。これは過去の自分を担保し、新生活の基盤となる要素です。
⚫︎ 置いていくもの:引越しによって手放すことになる物は、不要となった過去の一部を象徴します。これにより新しい環境で新たなスタートを切るチャンスが得られます。
⚫︎ ついてきてしまうもの:物理的に持っていかなくても、心の中に残る感情や記憶、あるいは人間関係など、自らの選択を超えてついてくるものがあります。それは、どこに行っても決して消えない過去そのものと言えるでしょう。
⚫︎積み重なれていくもの:これは新たな環境での成長や変化を意味します。新しい経験や出会いが、自らを形成し、新しい自分を作り上げる過程として表現できます。
インスタレーションとして段ボール自体を積み重ねたり開いて展示したりすることで、それぞれの意味や物語を視覚的に伝えることができます。既に開かれた段ボールからこぼれ落ちるアイテムや思い出、白い箱や黒い箱は中に入ったメッセージなどは、観る人に奥深い感情を呼び起こすかもしれません。
引越しという行為は単なる物理的な移動だけでなく、それぞれの物語の心の旅でもあります。
SAKATĀRT 2024
酒田市(山形県)の街に点在するSAKATĀRT シンボル作品
2022 年から SAKATART のアート監修を 2024 年も現代美術家の原高史(はらたかふみ)氏を迎え、開催いたします。SAKATART は、2022 年に酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」から始まったアートプロジェクトで、アートを通じて酒田市の魅力を再発見し、市民や観光客のアートに対する興味・関心を育むことを目的としています。2023 年には SAKATART 実行委員会が設立され、JR や地元企業、市の関係部門が協力して運営に取り組みました。
SAKATART はアートを通じて、酒田駅・美術館・公共施設・酒田市内に作品を設置、市内のSAKATARTシンボル作品が設置された場所をめぐることによって、酒田市の活性化を目的として観光促進や地域の賑わい創出に貢献します。
会期 10月1日(火)~ 11月24日(日)
◯ ミライニカラーの3色で酒田市内を彩るアート作品
酒田市内をミライニカラーの「ブルー/過去」「月白/現在」「イエロー/未来」3色のアート作品で彩り、市内全体をアートでつなげていきます。
場所 酒田駅前交流拠点施設ミライニ、JR酒田駅、美術館、公共施設、市内各所
◯ SAKATART×JR「まっしろの部屋」
JR 酒田駅内にインスタレーションルームを設置
2024.10.1tue-11.24sun
◯ SAKATART time BAR day-night
2024.11.2sat 酒田駅前交流拠点施設ミライニ
酒田駅前交流拠点施設ミライニ
https://miraini-sakata.jp/
e-mail:info@miraini-sakata.jp
トミヒロデザイン室