えーあらい

昨日今日の出来事や感想

2021年1月の夜空

2020-12-29 12:06:42 | 天文・事象
2021年1月の夜空
2021年 1月
  元旦の初日の出は大阪では7時5分です。この時間は毎年同じですが、地平線水平線での標準時間ですから山があればそのぶん遅くなります。1月はもっとも寒い季節ですが、星空が一番美しい季節でもあります。その美しい星空のなか、流星群が現れます。惑星は明けの明星の金星が明け方、三日月と接近しますが、こののちは徐徐に太陽に接近し、今度は宵の明星として輝く事になります。昨年の暮れに大接近した木星と土星は夜空に姿はありません。夜空には10月6日に準大接近したばかりの火星が地球から遠ざかりつつありますが、まだ明るく輝いて居ます。
★ 元旦、初日の出、各地の時間は異なります。東京は6時50分、仙台は6時53分、釧路は6時56分、新潟は7時00分、名古屋は7時01分、大阪と金沢は7時05分、札幌は7時06分、高知は7時10分、広島は7時12分、那覇は7時17分、福岡は7時23分です。表示時間は地平線水平線を基準にしていますので、各地で東側に山や丘があれば、その高さにより、日の出は遅くなります。
★ 3日4日、しぶんぎ座流星群が3日23時頃極大になります。四分儀座は現在使われておりませんから、りゅう座とうしかい座付近に流星の輻射点があるとみてください。りゅう座は北の空にあって隣にこぐま座があり北極星がありますので目印にしてください。下弦前の月があり、条件は良くありません。
★ 12日、明け方の東の空低く金星(-3.9等)と下弦の月(月齢28.4)が接近します。高度が低いので日の出の良く見える場所を選んでください。
★ 14日15日、宵の南西の空で水星(-0.9等)木星(-1.9等)と土星(0.6等)と上弦の月(月齢1.3~2.3)が接近します。高度が低いので日没が見られる場所を選んでください。17時頃、西の空に沈みますから早めの観測をお勧めします。
★ 21日、火星(0.2等)と上弦の月(月齢7.9)が接近します。夜半まで観測出来ます。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
    ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 1月の月、下弦の月は6日、新月●は13日、上弦の月は21日、満月○は29日です。大阪での満月の月の出は17時49分です。
★ 1月1日の大阪の日の出は7時5分、日の入りは16時58分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)                 (2020/12/28)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


  655(1589)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする