燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

小さきもの

2001-04-18 00:00:00 | 日々つれづれ
今週のAERAに「ぽち袋」の話が載っていた。
大人になるまで「お年玉袋」以外の呼び方を知らなかったことはさておき、
私はそれを読むまで「ぽち」という言葉に「小さい」という意味があることを知らなかった。
江戸時代にはそう遣われていたという。
犬の代表的な名前に「ポチ」があるけれど、
それは生まれたての仔犬の小ささから名づけられたのだろう。
(関係はないが「プチ」と意味も語感も似ているのは面白い)
猫が同じように名づけられなかったのは、
先に「タマ」のほうが定着していたためなのだろうか?

ところで、小さいものを見て可愛いと思うのは本能なのだろうか。
バクテリアや細菌でも可愛いと思う人はたくさんいるだろう。
大きさに怖いなぁと身を引いてしまうものでも小さくするとても可愛く思えたりする。
不思議だ。

私の身の回りの小さくて可愛いものといえば。
まず、ぬいぐるみ。
職場の私の机には、COMO&RAYというタグをつけたぬいぐるみの犬がいる。
茶色で、一番小さくて、しかも一番しょぼくれていること、という条件に適った犬なのだ。
手のひらサイズなので、それほど小さくもないが、詰め物が少な目で
適当にくねくねできるので、一息つきたいときにちょうどよかったりする。
そのつぶらなしょぼしょぼした目がまたいい感じなのである。
それから、PHSのストラップ。
河童のストラップは某クレジット会社の景品なのだが、
まだ携帯電話などを買う予定が全くなかった頃にもらったもので、
どうにも使い道がなかったけれども、そののぽぽんとした顔には何だかほっとした。

そして…・あれ?
テーマに掲げておきながら、案外と身近に小さいものがない!
子供の頃にはもっとあったような気がするのに。
掃除が手間になるので小さいものはどんどん身の回りから撤収されていくらしい。
それでもやはり小さきものの誘惑は大きい。