~高尾山走術研究所~

高尾山で走る術を研究する会。
それが「走術研究所」です。
みんなの心は一つ「天狗のように走ること」

現存12天守閣

2013年08月30日 | 走術研究旅日記
日本各地に、その町のシンボルとして多くのお城がある。

しかしながら、その大半はコンクリートなどで作られた博物館的お城であり、外観は立派だが昔ながらの姿ではなく、ちょっと残念である。

忠実な復元はお金がかかるだけでなく資料も乏しくとても難しい。

その数多くあるお城の中で、明治維新の打ちこわしや米軍の大空襲、はたまた大震災を間逃れ残った12の天守閣がある。

8月26日~8月29日かけて、岡山県、島根県、滋賀県、福井県、愛知県の5県にある5つのお城を巡った。

8月26日
備中松山城

【感想】
ネットで、雲海の中にそびえるこの山城を見付けてからどうしても行きたくて仕方なかったお城である。
天空の城などと呼ばれている。

そして岡山の山の中にあることから、交通の便が悪く行きづらい場所にある。
そのため、自家用車が望ましく、八王子から行くとなるとちょっと辛い。

が、どうしても「行きたい!」という心が勝利し訪れた。

地元では「おしろやま」と呼ばれ親しまれている「臥牛山(標高480m)」にある備中松山城。
岩の上に石垣を配置しその上に櫓が築かれているなど、本当の山城である。

そして天守。
二層二階の建物で小さいが、戦では無類の強さを誇ったのでは?

よく残っていたな~と感心せざるを得ない。
今後も大切に保存して欲しいお城である。

手付かずのお城で、あたり一面に瓦などが散らばる


断崖に立つ櫓


周辺にあったお城のようなお寺

8月27日
松江城

【感想】
かっちょいい~!
これぞ、お城!って感じのする威風堂々としたたたずまい。

外観5重、内部は6階、高さは30mもある。
ちょっと、長野県にある松本城に似ているかな?

資料によると、
「城主堀尾忠晴、京極忠高の後、徳川家康の孫にあたる松平直政が信州松本から移封され、以来松平氏10代234年間にわたって出雲国を領した」
とある。

実践本意のお城で、男心をそそるかっけーお城である。


きめ細かな石垣




石垣に刻まれた印




かっけ~!




天守から宍道湖を眺める

8月28日
彦根城

【感想】
お城なのに、近代的なお城だな~と感じる。
外観の装飾も立派だし。

三重の天守は高さが21mとさほど大きくはないが、美しい。
このお城は、漫画やアニメに出てくるような絵に描いたお殿様が居たんじゃないのかな。

お城の北東にある庭園「玄宮園」なども立派で、あまり戦とは無縁だったような気がするお城です。


玄宮園から眺めた彦根城。美しい~


曲がりくねった梁を使用した内部






ひこにゃん、かわいい


丸岡城

【感想】
このお城は、彦根城と比べると古いな~と思わせる外観である。
現存する12天守閣の中でも、一番古いとされている。

ちょっと残念なのは、大正初期から昭和の初期にわたり濠は埋められたようで小さな公園にぽこんっとお城があるだけ。
そんな、よく地方にある打ち寂れたなんとかタワー、みたいな感じのお城である。
これは、個人的な感想だが。

内部の急な階段は、訪れたお城の中で一番!
紐がないと登れない!


なんと瓦は石。
職人が彫って作ったそうな
総重量は100トンを超えるとか


悲しい話。。。


8月29日
犬山城

【感想】
2004年まで、個人が所有していたお城。
最近になり、犬山市が本格的に観光に力を入れ始め、お城周辺の城下町も歩いていて楽しい。

現存する天守で、国宝に指定されているのは姫路城、松本城、彦根城、そしてこの犬山城である。
やっぱり、国宝に選ぶ人の目は確かなのかな。
そりゃそうだ。

外観は3重で内部は4階、高さは19mでそれほど大きくはないが、すばらしい。
丸岡城のように古い感じのするお城で城下町を見下ろす高台にそびえる。

天守の4階の眺めはなんともすばらしく、天下獲ったど~!って気分になる。
眼下には、鵜飼い漁で有名な長良川が流れる。





城下町






大杉様~







最新の画像もっと見る

コメントを投稿