結局最終日は、家人の希望によりランチに出かけたので、渓流は29日の出動が最終となりました。 長いようで短い?シーズンでした。
9/29に遠野に釣行した際、支流小烏瀬川で懐かしい魚を見つけました。
スナヤツメの幼生です。(魚なのに「幼生」なのは、なんでだろ~? そう言えばウナギやアナゴの稚魚も、そうだよなあ?)
実家近くの川でも子供の頃は沢山居たなあ。
調べてみると、
分布は北海道、本州、四国及び九州の一部分布。
水の澄んだ流れの緩やかな浅い清流に生息し、幼生は泥の中に潜って有機物やけい藻類を食べて成長します。
幼生(アンモシーテス幼生)は目が無く泥の中で暮らします。4年目の秋に変態して成魚になりますが(成魚には目がある)、変態後は消化管が退化してしまい、餌を取らずに春まで過ごします。春から初夏にかけて産卵し、一生を終えます。全長20㎝に成長します。
(目にプラス、えら穴が7個有って目が8個有るように見える為「八目ウナギ」。幼生の頃は目が無い!ので、ナツメウナギかな?)
ヤツメウナギの仲間は円口類に属し、系統分類的に他の魚類とは大きく異なっています。
脊椎動物の中では最も原始的で、古生代に繁栄を極めた仲間の生き残りで、まさに生きた化石であり、生物学的にも非常に貴重です。
スナヤツメは水の汚れに弱く、また、護岸工事等で流れの緩やかな場所が消失したり、落ち葉等の有機物がたまるような場所が失われると生息できなくなります。
本種は、環境庁レッドリストで、絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
なそうで、この魚が生息しているという事は下線部から鑑みるに、小烏瀬川は健全な状態なんですね。 河川を管理する方々も、こういう目立たない生き物の事も考えて下さるといいのですが...( ̄ヘ ̄;)ウーン
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