本当にあった侵略者の話

とある川でアユ釣りを楽しんでいると、およそ１００メートル程の距離に居た下流の釣り人が少しづつ近付いて来ている。

ある程度登って来た所で竿を畳み始めた。

あ、帰るのかな？　ちょうどその人と思われる車が止まっている位置である。

しかし、その釣り人、こちらへとザブザブ川を遡り接近。

（仮）ケロン軍人＠５０代位：どう、釣れてる？

Ｋ：小型を４，５匹位。小型ですけど～。

（仮）ケロン軍人＠５０代位：こっちは○○位だな（聞き取れず）。午後から来たからな。
　（と、言いつつ、ぶら下げていた舟をしっかり流れに固定しているぞ）

河川情報を話したりして雑談。
なんか話が通じにくいとは思ったが（そう言えば河川釣果情報を提供していたのは自分だけだった！）。

（仮）ケロン軍人＠５０代位：そっちの瀬に（鮎）入ってたか？

Ｋ：いえ、まだこれからやろうと思っていたんですけれど…。

するとケロン軍人、「そおか、そうか」等とブツブツ呟きつつ、竿が固着していたのかいきなり自分が釣っている脇の水中の石でガンガン竿尻を叩き始めるじゃあ～りませんか！

な、なんだ、こいつ。

なにやってんの？　

人が釣っている隣でそんなことするっすか？！

思わず唖然としてしまったと。

ムカッとしつつ初めはすぐに帰るだろうと様子を見ていたものの、いつまでもガンガンしたまま帰る気配を見せない。

さすがの自分も我慢出来ず、イラッとしながら下手へ移動。

１０メートル程距離を取ったところで、

「お～い、ここやらせてもらってもいいかあ？」ですと！

厚顔無恥にも程ってもんが有るんじゃないっすか？　見えにくいが侵略者の竿。

何回かプレッシャー掛けられた事は有るけれど、初めて見たわ、ここまであからさまな侵略者
ま、まさか「固着」も「した振り」かっ！？　ケロロの主題歌が頭の中でリフレインしていたと。　「OUOUO～侵略者～🎵」

「勝手にどうぞっ！」と思わず怒鳴ってしまいましたとさ。

舟には「所沢」の住所と〇〇名前入り。　地元出身、関東在住って話でしたが、都会ではこういうのも戦略として有るのかな～と思った次第。

どんとはれ。

ま、怒りが持続しないんで、釣れれば忘れちゃうんだけどね(^-^;