生きるという事

やっと気持ちも落ち着いたので、日記に書きとめておこうと思います。

先日、宮城に来たばかりに仲良くなって以来15年の付き合いがある友人が亡くなりました。
大腸がんで34才という若さ。
病気が分かってから3ヵ月という短い間でこの世を去ってしまいました。

昨年6月に娘さんをピアノを習わせたいと久しぶりにスタジオに来てくれて
その3ヶ月後、病院の廊下でばったり会って「体調が悪くて再検査なんだ～」と笑って言ってましたが、
その後入院して、手術・・・でもがんの進行はものすごく早かったようで
12月31日にこの世を去ってしまいました。
忙しくてお見舞いに行けなかった事をとても後悔してましたが
でも亡くなる前、パパが代わりにお見舞いに行ってくれた事は良かったと思っています。
「なっちゃんも若くないんだから、体に気を付けて仕事してね」
と病院の廊下で言ってくれた言葉が最後になってしまったので、
思い出しては「健康に気をつけなくては」と心に強く受け止めています。

娘さん二人に、「落ち着くまで休んでも良いからね」と言ったものの
彼が亡くなった後もピアノのレッスンをすぐに再開して、元気良く通ってきてくれています。
彼は私に彼女たちを託してくれたのですから
保母になる夢をかなえてあげられるように、精いっぱいお手伝いしなくてはと思っています。

彼は沢山の思い出を残してくれました。
10人ほどの仲良しグループだったので、みんなで泊りに出かけたり
ホームパーティーをしたり・・・沢山楽しい時間を過ごしました。
彼は方言がすごくて初めは何を言ってるのか聞き取れないくらい。
とにかくみんなで笑ったなぁ。


彼が亡くなってから、色々な事を考えました。
生きるという事・・・
生きている間に、私が残せるもの・・・
誰かの力になれる事・・・
誰かの心に残る人生を送る事・・・

立ち止まって考える時間を与えてくれた彼に感謝しています。
これからの人生をどのように生きていこうか、ちょうど悩んでいたところでした。
こんなタイミングはきっと必然なんでしょうね。

来月、久しぶりに友人みんなで集まって彼の思い出話をしつつ
昔よくやったパーティ―を開く予定です。
本当に15年間、仲良くしてくれてありがとう!!