駅の自動改札機で
左利きの、おまえは
行く手を、自分の腕で
うっかり、遮ってしまう
そんな不便が、あった
改札機は、右利き用に
出来ているからね
確かに、たいした事じゃない
右利きのひとにとってはね
でも、左利きの自分は
結構、そんなことがあって
やっぱり、おまえは
左利きの為に
そんな風になると
なんか、腹が立つ
でも他人との
そんな僅かな差異が
あったとしても
それは、乗り越えられるべき
些細な差異として
自分で、なんとかしろ
そうなるのだろう
そう他人から
左利きの、おまえは
行く手を、自分の腕で
うっかり、遮ってしまう
そんな不便が、あった
改札機は、右利き用に
出来ているからね
確かに、たいした事じゃない
右利きのひとにとってはね
でも、左利きの自分は
結構、そんなことがあって
やっぱり、おまえは
左利きの為に
そんな風になると
なんか、腹が立つ
でも他人との
そんな僅かな差異が
あったとしても
それは、乗り越えられるべき
些細な差異として
自分で、なんとかしろ
そうなるのだろう
そう他人から
言われたとすれば
おまえは、もっと
おまえは、もっと
腹を立てるだろう
でも、それは
それで良い、と
おまえは、そうも思っている
腹を、立てないのは
かえって、おかしい
だから、凄く
面倒くさいんだぜって
怒るのは、良い
でも、その怒りを
差異を、乗り越える為の
強い気持ちに
でも、それは
それで良い、と
おまえは、そうも思っている
腹を、立てないのは
かえって、おかしい
だから、凄く
面倒くさいんだぜって
怒るのは、良い
でも、その怒りを
差異を、乗り越える為の
強い気持ちに
変えれば、良いだけだから
もっと助けて、なんて
絶対言わないよ、自分はね
ひとは、みんな
キリがない程、差異はあって
ひとりずつ、別々の差異もあって
ひとは、だから
これからも、ずっと
そうした他人との差異を
乗り越えなければならない
そう言うごとが
必ず、あって
その乗り越えることで
絶えず、新たな傷を
負ったりもする
でも、それが
生きて行くことだと
おまえは、そんな風に
思っているよね
もちろん、今も
昔の右脚の大怪我から
膝の人工関節の手術も受けたし
脚の痺れは、残って
今は、あんまり長くは
もっと助けて、なんて
絶対言わないよ、自分はね
ひとは、みんな
キリがない程、差異はあって
ひとりずつ、別々の差異もあって
ひとは、だから
これからも、ずっと
そうした他人との差異を
乗り越えなければならない
そう言うごとが
必ず、あって
その乗り越えることで
絶えず、新たな傷を
負ったりもする
でも、それが
生きて行くことだと
おまえは、そんな風に
思っているよね
もちろん、今も
昔の右脚の大怪我から
膝の人工関節の手術も受けたし
脚の痺れは、残って
今は、あんまり長くは
歩けなくなっちゃったけど
でも、だから
自分は、他人より
劣っているとか
いや、或いは
完全な平等になるように
周囲に、助けて欲しいとか
そんな風には、思わない
それが、おまえだからだ
他人の助けを、受ける
そんな時だって
でも、だから
自分は、他人より
劣っているとか
いや、或いは
完全な平等になるように
周囲に、助けて欲しいとか
そんな風には、思わない
それが、おまえだからだ
他人の助けを、受ける
そんな時だって
あるだろうし
それは、感謝はするけどね
でも、おまえは
でも、おまえは
おまえの、あらゆるすべてを
それが、おまえなのだとして
まず、自分自身で
生き抜かなければ
ならないって
おまえは、いつも
それが、おまえなのだとして
まず、自分自身で
生き抜かなければ
ならないって
おまえは、いつも
そう、思っている
それで、良い…
それで、良い…