高めかな…
でも、この歳になると、
結構、低くなった
でも、子どもの頃には、
身体が弱くて、
よく熱を、出した
取り残されたような、
病気の寝床
目は、瞑っていたいけど、
何か、いたたまれなくて、
思わず、そっと、
見開くと、
ただ、天井
天井だけ…
そんなことは、
夜中にもあって、
ただ、そんな時は、
天井も、
深い闇に、
呑まれていて、
目を、凝らして、
やっと、浮かび上がってくる
…
今の自分は、
体温も、
どんどん、
失われていくようで、
ちっとも、熱はない
でも、寝転がると、
昔の天井とは、違うけど、
やっぱり、天井
天井だけ…
今の夜中にも、
寝灯りは、つけないから、
やっぱり深い闇で、
じっと、目を凝らして、
浮かび上がってくる
天井…