しまうまハイツの日々騒然

特別な人間でもないけれど、意外と破天荒な日々を送ることもある。そんな人間が何てことない日々を吐き出します

フィラディナストーリー『世界史』

2020-11-09 21:21:35 | フィラディナストーリー:物語



むかしむかし、世界にはいくつかの大陸が存在していました。
そして色んな進化論を経て人が存在していました。
しかしほとんどの大陸がよくわからないガスが出ていたり、得体の知れないものがいたりしてとてもじゃないけれど住むことは不可能でした。

 人々はそのいくつかの大陸のうち、最も環境がよい大陸に移り住むようになりました。
それが現在私達が住んでいるカルディナ大陸です。
この大陸に住んでいた人々は村などの集落を作ってバラバラに暮らしていました。
バラバラの村に住む人たちはそれぞれ考えもバラバラだったので程なくして争いが起きました。
よくある事ですね。
その争いは永らく続いて、戦っている人もなんで戦っているのかよくわからなくなってきました。

 そのような感じで人々が戦いに疑問を持ち始めたころ、バラバラになった集落をひとつにまとめようという意見が出始めました。
その考えはひとつの集落から徐々に広がっていき、すべての集落が同じ考えを持つようになりました。
ここまできたらやることはひとつ。
たったひとつの集落のトップを狙うため新しい争いが始まりました。
今度は確固たる目的があるから争いは結構続きました。被害も甚大でした。いい迷惑ですね。
それでも争いは時の流れで終結し、そこにひとつの集落ができました。

 そしてその集落は大きくなって町を経ていつしか城になりました。
それが今のカルディナ城です。まぁ城の事はどうでもいいや。
この時にフィラディナ魔法学校が設立されたとあります。
どうやら争いの中で魔法を体得した人々が集まって集落が出来た事が始まりだそうですね。
フィラディナ魔法学校とカルディナ城は仲悪いのは設立当初からだそうです。
なぜかはわからないけれど。勝手に分かれたからかな。

 今は基本的には平和です。大きな争いもここ暫く起きていません。
あぁ、でもカルディナ城では何か困った事になっているようです。
だけれどここは安全です。ここに結界がはってあるのはご存知ですね。
たとえあちらで何が起ころうともこちらは安全ですから、皆さん心配なさらないように。
え?何が問題になっているのかって?
そうか、城の情報は皆さんの耳には入らないようになっていましたね。えーっと確か…
謎の黒い霧が見られるようになったとかなんとか。
詳しいことは知りません。知らなくてもきっと大丈夫でしょう。
今までも大丈夫でしたから。

 おや、もうこんな時間ですか。
皆さん、本日の歴史の授業はここまでです。


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倉庫に眠っていたオリジナルの世界観をちょこっと加筆&修正しました。
ちょこちょこ進めていきます。