ただ今帰りました♪
元気に保育園から戻って来たジンは
木枯らしとでも闘ったのか
可愛いりんごのほっぺになっていた
何度目かの授乳を終えて
腕の中で気持ちよさそうに眠っていた小さな妹も
お兄ちゃんの登場にちょっぴり可愛くご挨拶
お帰りジン☆
今日はどんな事をしたのかな?
お友達と沢山遊んだの?
お歌も沢山習ったのかな?
満足そうに私の胸を独占する小さな妹に
焼餅でも妬いたのか
何も答えずにパパの後ろにそっと隠れて
じっと妹を見詰めるジン
どうしたんだ?
ママにただ今のポッポはしないのか?
パパに妹を預けてジンに向って手を広げても
恨めしそうに私を見る目がなんだかとっても寂しそう
パパに促されてモジモジしながら近づいて
やっと可愛いポッポをくれた
冷たい体を温め様と優しく抱き締めたけれど
私の腕から逃れようとする
どうしたの?
ママが嫌いになったの?
パパが妹を連れて部屋を出てジンと二人きりになったので
そっと手を引き膝の上に座らせて、
久しぶりに赤ちゃんの様に抱いてみた
嫌がるかと思ったけれど、
はにかみながらも素直に抱かれている
授乳を終えたばかりだから、
おっぱいの匂いがするのか懐かしそうに匂い出す
飲んでみる?
一瞬戸惑った様だけど、
嬉しそうに頷く小さな息子
赤ちゃんの時を思い出したのか
さっきまでの陰はすっかり消えて
体中で嬉しさを現していた
おっぱいが飲みたかった訳じゃないのよね☆
ずっと我慢してたのよね!
お兄ちゃんになったから
甘えちゃいけないんだって。。。
甘えたい盛りの小さな息子が
そんな思いをしていたのかと思うと
なんだか急に胸が熱くなって
思いっきり抱き締めて
ジン愛してるよ~♡と
顔中にポッポすると
もう赤ちゃんじゃないよ~!
とでも言っているかの様に小さな抵抗をしながらも
何時までも私の腕に抱かれていた
急に重くなったと思ったら
すやすやと寝息を立てながらまどろんでいる
柔らかい夕陽が差し込む窓辺で
笑みを称えて眠る小さな息子が愛おしくて
ベッドに移そうか?と言う声を抑えて
もう少しだけ
お兄ちゃんでは無いジンで居させてあげた
我慢しなくていいのよ
いつでも甘えていいんだからね
どんなに大きくなっても
ジンはパパとママの大切な子供なのだから。。