Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

18韓国あれこれ9 結納と結婚式2011/5/21(土) 午後 3:56

2022-04-07 22:18:15 | ヨルゴン☆アジュマ
ドラマでもよく見る光景ですが、
男性が大きな箱を担いで女性の家に行くシーン
あれは今でも行われているそうです。

それではその中身について!

必ず入れるのは宝石と
사주단자(サジュタンジャ)四柱單子を入れた
혼서지婚書紙(ホンゾジ)です。

사주단자(サジュタンジャ)四柱單子とは新郎の家から送られる書状で、
どの家門の生まれであるのか、生年月日・生まれた時間、
四つの干支を書いた書状です。
結婚の占い궁합(クンパプ)の時にも使いましたあの사주(サジュ)です。

そして宝石は代々姑から嫁に受け継がれるものと
新しく用意された物が贈られます。

今は5点セットや7点セットと言うのが人気で
金製のネックレス、イヤリング、指輪、ブローチの5点、
それに指輪を2種類加えて7点のセットで贈る事が多いようです。

また、金製だけではなく、ダイヤの指輪、サファイヤ、ルビーなどを贈る事も
多いそうで新郎側の財産状況によってはもっと種類も多くなるそうです。
けれど、真珠は涙を意味するので贈りません。
それに加えて女性側の家族や親族の為に一人一人に贈り物を用意します。

それでは女性はどうかと言うと、顔合わせが終わると直ぐ、
姑から誰に何を用意する様にとリストを渡されます。汗
身近な親族から遠い親戚まで誰に何をと細かく指示され、
文句が有っても逆らう事は許されません。。。

そしてその中には必ず新郎側の両親の為の韓服が入ります。
これは韓国の結婚式では新郎新婦の両親は結婚式の度に
必ず韓服を新調するのが習慣だからで、

新郎側はブルー、新婦側はピンクと決まっているのです。
その新郎側の韓服も新婦側が用意するのです。

その他に持参する具体的な例を言うと、
以前にも書きましたが、住居は新郎側が用意するので
家具全般、ベッドや箪笥、それに電気製品、衣類

他にも義父母の為の座布団・屏風・箪笥
絹布団・食器セット・お供え用の木器セットなど
本当に細かく指示されるそうです。




それでは無事に結納を済ませて結婚式に移ります。

結婚式は結婚する人の宗教が何かに依って変わります。
キリスト教の比率が日本よりも高いので教会で結婚する人が
日本より多い様です。

新郎新婦ともにキリスト教徒の場合は殆ど教会で結婚します。
ですが片方が異教徒の場合は結婚式場예식장(エシクジャン)でする事が多いそうです。

教会で結婚する場合はお互いの教会が同じ場合はその教会でしますが、
離れている場合は二人の教会の真ん中辺りの教会でする事が多い様です。

また教会で結婚式がある場合、その教会に所属する信者は大抵参列します。
信者同士お互いに結婚を祝うのがお返しになるそうなので、

両親の交際範囲にも寄りますが、少なくても200人位、
多いと1000人位の信者が式に参列するそうです。
大聖堂など、信者の数の多い所では2000人と言う事もあるそうです。

次に結婚式場での場合、

教会とは違って人前結婚の様な形の式が行われます。
初めに両家の母親同士が手を繋いで入場して、祭壇のろうそくにそれぞれ火を灯し、
一礼したら父親が座る席へと向かい式が始ります。

以前は新郎が先に入場して、新婦が父親と一緒に入場する場合が多かったのですが
今は新郎新婦が一緒に入場する事が多い様です。

そして壇上のジュレ주례と呼ばれる人に新生活に向けての
良い話をして貰います。

このジュレ주례と呼ばれる人は親以外の人から選んでお願いするのですが、
大抵の場合、大学の担当教授、恩師、議員などの事が多く、
新郎新婦のどちらかがキリスト教徒の場合は牧師に頼む事も多いようです。

式が終わって一旦退出した後直ぐに戻って写真撮影が始り、
それが終わるとブーケトス♪

結婚式の定番ですが、その意味は少し違って、
日本ではブーケを受け取った人が次に結婚できると言われますが、
韓国では「6カ月以内に結婚しないと一生結婚できない」という迷信があるそうです。

式が終わると日本では披露宴ですが、
韓国では式場の食堂でバイキング形式の事が多いそうで、
通りすがりの人も自由に食べる事が出来るそうです。

特に席が決まっていなくてとても気楽な雰囲気だそうです
ですから親族は韓服の事が多いですが、招待客は日本の様に着飾る必要もなく
男性は背広、女性はワンピースと言う少し綺麗目な服装なら良いそうです、


結婚のお祝いは友達同士の場合は予め欲しいものを具体的に言って
貰いますし、式の当日に現金で渡すこともあります。
*今はスマホから相手の口座に送金する事が多いそうです

お祝儀の場合、40,000ウォン、60,000ウォンなど偶数は割れる数なので避けて
奇数金額の30,000ウォンまたは50,000ウォンが一般的で
日本の約10分の1の金額です

食事が式場内の食堂でのバイキングが定番で
引き出物の習慣もないので打倒な金額だと言えそうです。

式場で出される料理の中に、今ではカルビタンの事も多いそうですが
昔から末永く幸せになる様にと麺が出る事が多かったそうです。

ですから今でも早く結婚しなさい!と催促する時

언제 국수를 먹여 줄 거예요?

何時うどんを食べさせてくれるのですか?と言うそうです。