
まだ
地図アプリとか
普及していなかった
そんな時代…
東京の会社で働いていて
出張で地方に来ていた。
役所に書類を提出して
新たな書類を持ち帰る
という仕事内容だった。
時刻は16時10分
急がなければ…
しかし…
場所がハッキリしない。
ふと見ると
おばあが三人
井戸端会議をしていた。
『すみません
区役所はどちらでしょう?』
焦っていたので
そう聞いてしまった!
すると…

「なんじゃい?」

「くやくしょってな聞いた事ねぇで…」

「そげなもんこの世にはなか!」
そんなはずはない!
と…私がした間違いにも
気が付かずにいた。
『じ…じゃあ…
結婚した時とか…
子どもが産まれた時とか…
住民異動とか…
どこでするんですか?』

「あ〜!市役所げなっ!」

「くやくしょっ言うもんだで…」

「こん都会モンがっ!」

「きどりやがって!」

「やだやだ…バカにしくさって…」

「これだから最近の若ハゲは…」
そう!
【市役所】
と
【区役所】
を
言い間違いしたのだが…
市役所に向かいながら
涙を拭いつつ…
『ハゲ…関係なくねっ?
てかさ…おかしくない?
確かに間違ったこっちが悪いさ!
でも…
【役所】
って言ってんじゃん?
市と区の違いだけで…
あんな言われるかね?

若くても…
歳くっても…
役所広司は
役所広司だろうがっ!

(↑どういう意味…?)
んで…
ふたつめの信号を左折って…
もう3キロぐらい
信号がないんだけど〜?』
結局…
市役所に
間に合わ〜ず!
景色だけは
いい街であった!
畜〓たまこ〓生
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