山と酒の日々

赤岳にまたまたやってきちゃいました~素晴らしい山行になった!

2020/01/19(日)



< コース・コースタイム >
美濃戸口7:30 - 8:26美濃戸山荘 - 10:30行者小屋10:50 - 文三郎尾根 - 12:33赤岳12:35 -
13:07赤岳展望荘 - 13:12地蔵の頭 - 13:51行者小屋14:02 - 15:21美濃戸 - 16:05美濃戸口

もう、雪の赤岳は2年前で終わりにするつもりだった。でも今年は近くのお山に雪がなく、鳥取の大山なども
わざわざ遠征するほどの積雪量でもなく、公共交通機関でいける雪山を考えた結果、やはり赤岳かな・・・という結論に・・。

八ヶ岳も当然積雪量は少ないのだが、それでも雪山は雪山。それなりに堪能できるに違いない・・。

天気のいい週末を狙って高速バスを予約。赤岳鉱泉に土曜に宿泊、硫黄に登って、翌日に赤岳という計画だった。
しかし土曜は天気が良くないと分かったので宿はキャンセル、前夜発の日帰り山行に急遽変更した。

茅野駅に7:00着。タクシーで約30分、5300円で美濃戸口へと移動。移動中の茅野の景色は田んぼも真っ白で、
運転手さん曰く、昨夜ちらちらと雪が降ったそうで、向かう先に見える八ヶ岳も山頂は白く光ってる。
期待に胸が弾む。(しかし茅野も暖冬で暖かいのは事実らしい)

美濃戸口から行者小屋まで新雪の感触をたのしみながらノーアイゼンで歩く。南沢から・・。









樹林帯歩きも雪景色なのでもうルンルンだ。



視界が開ける場所があるのだが、素晴らしい光景を目の当たりにしてしばし眺める。







行者小屋でトイレを済ませ、アンパンを食べる。小屋は営業していないがテントも人もたくさん。
殆どの人が下山準備をしていて、これから登る人は少ない。





本当にいい天気で日差しが凄くて寒さは感じない。ストックからピッケルに、12本アイゼンも素手で装着できる。
バラクラバをして、ヘルメット着用。これで準備完了。



さぁ行こう!休憩後の登りがいつもしんどく思う。いつきても最初が辛い。


すぐに後ろからきた男性に道を譲る。横岳、硫黄と縦走するそうだ。いいな~私も出来ることならいきたいね・・。
でも行かない。ザイルを扱える技術がないからもしもの時に対応できない者は行かないほうがいいと思ってる。
無雪期とは違うのだから・・。









雪の赤岳は4回目。一番雪が多かったのは最初の山行時だ。見比べると全然違うのがわかる。
山頂直下の岩場歩きの場所は雪で岩が隠れるほどになっている。鎖も埋まっている。



年々雪が少なくなっていくのかもしれない・・。











すれ違う単独の男性方は大体縦走してきていて、中には黒百合ヒュッテからきたという強者が・・。凄い。東天狗、西天狗、
根石岳、硫黄、横岳と歩いてきているのだ・・。タフだね・・。











確かに縦走日和。風もなく、展望最高、縦走しなくてどうするの??って思うよ・・。ああ羨ましい。















岩場のトラバースは高度感があって少し怖いが鎖があるので大丈夫。







そのあと岩場の中を進む。







竜頭峰分岐でひと息。山頂までもうすぐ。ここで振り返って登ってきたルートを見る。うんうん・・。いい感じ・・。



富士山もくっきり。今年はできれば須走ルートでいってみたい・・。





最後の短い梯子を登って少し歩くと・・。





素晴らしい白い山を観ながら稜線を進み赤岳の頂に!やった!またここに立てたよ!嬉しい。山頂独り占めだし・・。







後続の人はまだ来ない。タイマーで自撮りをしたのだが、やけに白くなってしまった。
スマホ、カメラにはカイロを貼っている(冬はいつも)が、すぐに寒さでバッテリーはなくなるのでこんな写真になったのかも・・。
ハードシェルの内側の胸ポケットに入れていてもダメになる。でも下山するとバッテリーは復活するのだ~(--)

なので写真撮影は何回も何回もポケットに入れてまた出して・・・保温しながらなので面倒くさい。

地蔵尾根へ向かう。まずは赤岳展望荘に。稜線は今までより強風になる。でも十分耐えられる程度の風速。











強風が吹く稜線上はトレースは薄くなる。かすかに歩いた形跡があるのでよ~く見ながら降りていく。



展望荘辺りで右太腿の内側が攣る。2年前もこの辺りで脹脛が攣ったのでカイロを張り付けてきたのだが、
今回は想定外の箇所が攣ってしまった(笑) トトロが飾られている展望荘の玄関で回復するのを待つ。









地蔵尾根から横岳方面をみて、雪が付いたルートを想像してみるが、無雪期のルートもはっきり覚えていないので
なんか無駄なことをしていると感じる。







地蔵尾根はトレースバッチリ。鎖もしっかりでていてサクサク下る。











途中振り返ると歩いてきた稜線の上に青空と虹が少し見えた。歓迎されたな・・と思うことにする!(^^)!





今日ここを歩いたすべての人たちは幸せだね~。





行者小屋で軽アイゼンに交換。お腹が減ってきた~~・・。でももう食べ物がない!
いつも少し余るほどの食料をもってきているのに、今回は菓子パンが2個のみだった・・。



この後の美濃戸口までの結構な時間、シャリバテ状態で進むことになる。



美濃戸山荘で調達も可能だったが、帰りの路線バスに乗り遅れたらタクシーになるのでじっと我慢の子であった。



久々に右膝が痛くなってきた。やはり雪道は一見フワフワで快適そうに思えるが、足にはハードなんだね・・。
今も膝が少し腫れていて、筋肉痛もある。これが雪山での限界ラインなのか・・。



茅野駅で京都までの乗車券を購入。乗り継ぎもいい感じでできて、一番長く乗る、特急しなの(塩尻~名古屋 約2時間)
でようやく晩御飯とアルコールタイムで寛ぐ。酔いもすぐ回って、少し眠る。



また来るかもしれない雪の赤岳。終わりにするっていうのはよしておく。




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