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伝統工芸の魅力っていろいろあるんですが、やっぱり「長く使っていけること」「使えば使うほど味が出るもの」が多いのも特徴です。
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(こちらの写真は、作品が買っていただけて嬉しかったときのものです。うかれております。)
七宝の場合は、
色褪せない想いを伝えられる
ずっと熱量高く存在する
ということが魅力かなと考えています。
七宝は宝飾品になります。
日用品として食器のように使いません。
その理由は歴史のルーツ的にも、素材的にもあります。
なので「使って味が出る」には該当しませんが、やはりそこは伝統工芸。別の良いところも沢山あるのです。
たとえば、
七宝の鮮やかな美しさは本当に色褪せることがありません。我が家は代々家業として伝統工芸の七宝焼を作っていますので昔からの作品も数多くあります。
様々なデザインのものがありますが、
どれも当時の想いや熱量そのままに鮮やかなままです。透き通るような美しさ、半透明でキラキラしたようなディテール、宝石みたいに吸い込まれるような色。
幼少期から本当に好きで自慢でした。
それはもう、触ったり近づいて眺めたり。
うちの両親は「七宝かっこいいでしょ?!」「ここが凄いんだよ!」ということを全然言いませんでした。おそらく忙しすぎたのもあるのと、「七宝は綺麗で美しい」という固定概念を植え付けたくなかったのでしょう。
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でもきっと引き込まれる魅力がある七宝工芸。力をつけて、その魅力をどんどん引き出せるようにわたしは日々過ごしていきたいな。
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それがたくさん伝わって世界が色鮮やかなものになりますように。