SEASON DIARY

日々のこと、ミニシュナれんのこと

読みました

2005-11-20 | 山田孝之
白夜行、読み終えました。

1度読んだことがある、と前に書きましたが、読んでいくうちに
キーワードみたいなものが次々に浮かんできて、”えーとそれが
なんだったけ?”と思い出しながら読むのも、読み方として面白かったです。

感想です。
後半の、笹垣刑事の中でパズルがきれいにはまっていくところ、
ドキドキしながら読みました。
と、同時に結局パズルのかけらが足りなくて、
推測の域を超えなければいいのに、とも思ってしまいました。
過去をむし返す人さえいなければ、亮司もここまで手を
汚すことはなかったのでは・・・と思ってしまうんですね。
彼らのしてきたことは、確かに罪なのですが、
人間の汚い部分が2人をそこまで追い詰めてしまったのか、
そうするしか生きる道がなかったんじゃないかと思ったりします。

そして桐島亮司の最後は、ああすることで雪穂を守ることができたんでしょうか。
太陽の下で一緒に寄り添うことは決してない、彼女を守ることだけの人生で、
もしそうなら本望だったのかな。
そう考えると、はじめは理解できなかった雪穂の最後の言葉にも
納得がいくんです。
私は、亮司と雪穂の間に純愛を生み出せるような気がするのですが・・・。


ところで、山田くんはいつごろからの亮司を演じるのでしょうね。
高校生・・・はもう、ちょっと無理・・・かな。
でもキャストには西口奈美江役も入ってるし。
・・・・・謎です・・・・。
彼の"人の良さ”がどこまで隠せるのか、
どの部分をクローズアップするのか、
どのようなオリジナリティをだすのか、
ドラマの方もとても楽しみになってきました。

本当にリアルタイムで見れないのが残念です・・・・