ご報告が遅くなってしまったのですが、11月譲渡会直前の10月30日。相談が入りました。。。
「飼い主が帰宅できずに閉じ込められている猫(成猫)が居る。飼い主はいつ帰れるか分からない。どうしたら良いか?」と・・・
いつものように引き取りはできない事、特に成猫はほぼ無理である事を説明しましたが気になるのは「閉じ込められている」という事。。。
お話を聞くと、その時点で4日間誰も帰宅していないという事でした。
4日間も餌も水も変えてもらっていない!?下手したら絶飲食状態・・・
幸い冷暖房無しで過ごる季節ではあるけれど、成猫とは言え完全室内飼いで誰も世話に入っていない状況はかなり危ない・・・
とにかく今すぐには動けないので猫の状態だけでも確認してきて欲しいとお願いし、急遽預かりさんを探しました。
翌日、相談者さまから「餌や水を設置して来たけれど、見る範囲では元気そうだった」と連絡がありました。
良かった。。。5日間も頑張って生きていてくれた(T-T)
この時点ではこの猫についての情報はほとんど無く、相談者さまも猫の飼育経験が無いとの事でしたので余計に正確な状況が分からない。。。
その時は私も数日後でないと動く事ができなかったので、相談者さまの話では「大きくてキャリーに入らない」という事もあり飼い猫とは言え猫の扱いに慣れている人でも危険な事もあるから捕まえようとせずに食事とできればトイレの世話に通ってもらうようにお願いしました。
そして私が動く事ができたのが11月2日。。。
相談をいただいてから3日目でやっとお家から出してやる事ができました。
(この日までに元飼い主さんから所有権放棄の手続きを済ませています)
一番大きいキャリーを持参して、いざ対面。。。
玄関を開けると姿はありませんでしたが、食事やトイレはしていました。
ふと階段を見上げると・・・思っていた以上に大きい(@_@;)
これは本気で抵抗されたら危ないぞ。。。と一瞬冷や汗が(笑)
が、「シャー!」「ヴゥ~」は言うけど手も出て来ないし、パニックで逃げる様子も無い・・・
持参したササミも上手に手から食べてくれたので、キャリーに誘導したら入ってくれ保護完了☆
その足で近くの病院に搬送し、診察と検便をしていただきましたが異常無し。
念のため、フロントラインだけしていただきました。
(1年前に健康診断とワクチンを受けていた事、ウィルス検査も陰性で一度も外に出た事が無いのを確認できていたので)
ちょうど2日後の譲渡会にお願いしていた預かり様が迎えに来て下さる事になっていたので、一時的にウチでお世話できるよう用意していたケージへ帰宅。。。
でお見合い所に来た時の様子
↓ ↓ ↓
ロシアンブルー系の男の子です♡
病院で計ってもらったら体重6㎏以上。。。ケージに入ったら一層大きく見える(@_@;)
4日間の絶食で痩せたであろうと考えても元はかなりの肥満体型なんじゃ・・・お腹の皮が床につきそうやったもんね(笑)
が、今まで他の猫と接することなく生活していた彼は、他の猫が苦手。。。
ほぼほぼ目隠し状態からのスタートです( ;∀;)
みんな興味津々。。。あまりにもギャラリーが多いのでこの後更に目隠しが追加されました(@@;
体が大きいのでみんなも手を出すような事はありませんが、彼にとっては全く落ち着けない状況だったと思います。。。
でも数日我慢してもらわないといけない・・・
なのに、2日後の譲渡会で預かりさんに繋ぐ予定でしたが気の抜けない環境に置かれて緊張もあったんでしょう・・・キャリーに移す事ができず断念( ;∀;)
それでも少しずつ目隠しは減って行き。。。触らせてくれるように。。。
手に収まらないほど大きな顔(笑)
撫でられるようになってからは、どこを触っても怒らないし、保護時には爪もキチンと切られていたので元の飼い主さんは大事にお世話されていたのが分かりました。
そして徐々に彼について分かって来ました。。。
*4歳くらい
*生後半年くらいの頃に、兵庫県外の保護団体から譲渡された
*譲渡時にはウィルス検査・去勢済
*譲渡後に丹波に転居してきた
*1年前にワクチンと健康診断を受けた(県外の病院)
*譲渡時の書類は紛失
*一人暮らし(成人)
私は譲渡に携わる者として、譲渡元を探し出し連絡をしておかなければ・・・とSNSで譲渡元を探している事を発信し、同時に相談者さまを通じて元飼い主さんから譲渡元の団体について聞き出して頂き、譲渡元の団体様が判明!
譲渡された住所や保護猫時代の名前等を確認し、最後に元飼い主さんの名前も一致したので同じ猫であることが確定しました。
やはり譲渡元の団体様は飼い主さんと連絡が取れなくなっていたそうで、経緯を伝えるととてもショックを受けられていました。。。
私も同じ立場なら絶対同じ・・・だからこそ、保護主様を探し出して連絡すべきだと思ったんです。
私の元に来ることになった経緯はどうあれ、大切に飼われ可愛がられていたのは彼を見ればよく分かりました。
5日間の絶食に耐えられた健康状態であったのも日頃から十分な食事(十分すぎる程w)が与えられ、爪切りや健康診断など管理もされていましたし、室内もけっしてネグレクトの様な状態では無く、ごくごく普通の住まいでした。
後になって分かったのですが、私に連絡が来るまでに知人友人に飼ってもらえないか交渉をされていたそうです(だから日数がかかってしまった)
譲渡元の団体様とも連絡が付き、改めて私の元で次こそは幸せにします!とお約束して、彼には「てつ」という名前を付けました♡
実は初めて会った時にふと「てつ」という名前が浮かんだんです(*´艸`)
相変らず猫は嫌いだけど、心を開いてくれるようになった「てつ」
大きな猫が大好物の私は可愛くて可愛くて既にメロメロ♥
実は受け入れた2日後の譲渡会で「預かり募集」のPOPを作って貼り出していたのですが、彼を気に留めて下さった方があったんです!
その数日後には他の方がインスタを見たと会いに来て下さりトライアルの申し込みもいただきましたヾ(*´∀`*)ノ
と、ここまででまだ2週間・・・こんなに早く希望者さまが現れるとは思ってませんでした・・・
ロシアンブルー系とは言えデカイし成猫だし・・・でもご縁と言うのは不思議なモノです( ´ー`)フゥー...
そんなこんなでトントン拍子にトライアルまで決まったのですが、お届け予定日の直前で嘔吐と食欲不振・・・
トライアルを数日延期してもらい回復後、無事にトライアルを開始したわけです☆
お届け前夜は、もう会えないかもしれないのとケージ外での様子を見るために一階へ。。。
この後、朝まで腕枕で寝てくれました。。。重かったけど幸せだったわ( ;∀;)
そしてトライアルへ。。。
長くなったので続きますm(__)m