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空が重いと思ったら、お昼からガッツリ、雨でした、おはようございます。
予報では、夕刻から夜にかけての ”春の嵐” と告げていたので
雨天閉店な当基地では、それを見越して作業の段取りを組んでいたのですが
モノの見事に、全部、ビショ濡れになってしまいました、、、ボケェ。
はて?
濡らしてはいかんものを犠牲にしてまで、敢行した作業とは。。
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先日。
シゴトを確保したにもかかわらず、
部品欠品で、ただただ、預かっていた シルビア 。
3月上旬と聞いていた部品の納期が
予期せぬ、お早い到着で
今度はワタクシの手待ちとなっておりましたが
昨日、ようやく着手です。
※ だから、雨が降ってきても、途中でやめれんかったのょ
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固定されているボルト10本を取り外し
パッキンでシールされた一部に
キッカケを作って、一気に引き剥がします。
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外したほうの大容量オイルパン。
ぜんぜん使えるのに、、もったいない。。
真意を伝えると、話は前前オーナー時にまで、さかのぼります。
とある量販店でオイル交換をされた前前オーナー。
その際、ドレンをナメられたそうで
それを救済したのがワタクシというイキサツでして。
でも、一回、やっちまったモンは・・・ ねぇぇ?
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今回、ワタクシがトドメを刺しましたが
リトライということで、同メーカー品をもう一度、オーダー。
この手の商品、よくあるトラブル事例ですので
今回は、この時点で対策を打っておきました。
ではナニをやったのか。
フフフ
いつものごとく、 ”ソレはヒミツ” です。
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社外品のオイルパンでイイところと言えば、、、
『偏り防止機能』 が付いている点。
ワタクシの手と比べて頂ければ
その大きさも予測がつくでしょう。
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それが、このように装着されます。
激しいコーナーリングなどによって
強烈なヨコGが掛かってしまうと
液体であるエンジンオイルは、片方によってしまい
オイルポンプの空打ちを誘発しかねません。
そのような状態にならぬよう、
こういった仕切り板を設けて
オイルポンプの吸い口である、ストレーナーが
油面から露出しないようにしているのです。
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反面、このような動きもします。
仕切ったままでは、偏った際のオイル量が不足しますので
遠心力の内側のオイルをストレーナー付近にまで
集められるように開閉構造が取られているのです。
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取り付ける前の作業としては
取り付け面の清掃、脱脂はもちろん
取り付けネジ穴に残った、シール材の除去にも余念を残しません。
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実はワタクシの使っている、この道具。
ただのタップではなく、
こういった作業用に改良してあるオリジナル工具なのです。
歳を食った老メカニックは、
こういった自前特工を何本か持ち合わせているものなのですよ。
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では、いよいよ新品オイルパンの取り付けを行いましょう。
ゴミの付着、脱脂の確認、などを再度行い
シール材を適量、(比較的、ワタクシは少なめです) 塗布し
ネジ部には ”ゆるみ防止剤” を併用しながら
規定トルクで締め付けていきます。
もちろん、 ”対角線” ですよ。
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シール材が乾けば、オイルを注入して完成です。
車底部なので、目には付きませんが
いかなるパーツも新品というのは、気分の良いものですね。
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・・・と、それらしく
たいそうに書いてみましたが
た
か
が
オ
イ
ル
パ
ン
の
交
換
ぢ
ゃ
ね
ぇ
か
っ
!!
たかがオイル交換時のミス!?でオイルパンの交換をさせられる・・・
させていただける!?
オイル交換は、してはいけません?