古い BMW が
入基地しています。。
世界だったか日本だったか
オーナー様曰く
1000台しかない
限定車なんだそうな。。
外車に疎過ぎて、逆に
興味すら湧かないワタクシは
『限定車』 というフレーズよりも
”全塗したて” という状況に
非常に緊張しております、、おはようございます。。。
「ショックを交換しておくれ」
という御依頼に対応しておるのですが
持ち込まれた足回りは ビルシュタイン 。。
ナニが大変かと申しますと
同封された説明書が、全部英語表記という
”外車あるある” に手間取っているのであります。。
まぁ、、この辺は
ヨシとしましょう。。
足廻りは外した通りに組み直せば
さほど下手を打つ内容でもありませんし。。。
本作業の最大の山場はココ。。
エンジンメンバーに据えられた
ステアリングギヤボックスの台座が
割れてしまって
ハンドルがフラついてる現状。
お察しの通り、非常に危険な不具合です。。
修理するには、エンジンメンバーを
外さなくてはなりません。。
”エンジンメンバー” というくらいですから
この上には
当然エンジンが乗っておりまして
”外す” という事は
エンジンが落ちてくる状況になる訳です。
まどろっこしい言い方で申し訳ない。。。
ナニが言いたいのかと申しますと
非常に
「メンドクセェーんだよ」
と言う事です。
とりあえずエンジンが落ちないように細工して
エンジンメンバーを外しました。
”割れてる”
どころか
外れてます。。。
これでもクルマは曲がってくれるんだから
スゴイというか
オッカナイというか・・・。
油まみれを掃除して。
塗膜をはがして。
なんやかんやして。
ここまでくれば
後は単調な溶接修理。。。
下準備を終えましたら
MAG で適当に
バチバチバチーーーっと。。。
”見栄え” よりも
強度優先! (笑)
補強という意味合いで
純正よりも多めに溶接をしています。。。
冷えるのを待って
防錆塗装をしましたら
元通りに戻すだけ。。
写真と文章だけなら
ヒョイヒョイっと終わるんですけど
この大変さを伝えるには
どうやって描けばいいんだろう、、、さようなら。。。
※ここはトラブルの多い箇所なのでユーザーさんは気をつけてくださいな