屋内にずっといるのも暑くなってきたので、今日は近くの公園で本を読みました。
森博嗣という作家の『「やりがいのある仕事」という幻想』という本です。
結構前から持ってはいたんですけど読み切ってなくて、今日ちょっと見返してみました。買った当時も別に「働きたくない」とか思ってたわけではなかったと思いますが、単純にどんな内容なのか気になって手に取った記憶があります。
印象に残っている内容は、「働くことが一番簡単」というもの。私たちは生きていくためにお金が必要で、そのお金を手に入れる方法の中では「働く」ことが最も簡単なのではないか、といったような内容です。
働く以外のお金を手に入れる方法としては、例えば宝くじを当てる。これは圧倒的に確立という面で困難であるといえます。次にギャンブル。これは宝くじと同様に確立面の問題と、加えてリスクを伴います。犯罪によるお金の入手も言わずもがな、大きなリスクが伴います。
その他に考えられる方法にも、確立やリスクなどをはじめとしたさまざまな問題が付きまとい、結果「働く」ことが最も簡単にお金を手に入れる方法であるといった内容です。まあほとんどの人が働いてお金を稼いでいるので、その点からも明白だなと思います。
もっと言うと、働くことを選んだ後、私たちは仕事を「選ぶ」ことしかできない。その中の数少ない人間が、仕事を「創造」する側の人間であると。
「働くことは、そんなに偉いことではない」とも書いてました。一応言っておきますが、印象に残っているだけであって、私も全面的に共感しているわけではありません。どちらかというと、「変わった考え持ってるなー」って感じで読んでました。
現時点の私には、仕事を選ぶことしかできない(未だ就職が決まらない私は、それすらできていないのかも)。しかしいずれは、自分の人生のうちには、仕事を創造できる側になりたいなと、この内容を読んで思いました。
また現在の私は、「働くことは偉いことではない」というよりも、働くことができるということは幸せなことだと、ある程度思えるようになりました。少なくとも、毎日することがない状況に比べれば。こう思えるようになったのことは、今の生活の財産の一つだと思います。
現状ただ生きていくのにも困難なことばかりで、周囲の人たちにはとてもお世話になり、とても大きな恩をもらい続けています。この恩を絶対に忘れずに、将来Give and Takeのギバー側になってその人たちに恩返しができるように、仕事を探しながら今のうちにできることを精一杯やっていきたいと思います。
本って必ずしも共感できそうな内容のものだけ読まなくてもいいですよねえ。何かしら話題を投げてきてくれて、「自分は・・・」と考えるきっかけを与えてくれる感じがいいなと、今日思いました。
なんかあまりまとまりのない内容ですが、とりあえず書きました。
毎日書くのはもうやめました。できませんでした。以上です。
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