どんぐりうさぎのタンポポ野原2

とわの庭 / 小川糸 を読みました。



目の見えない娘のために
香りで季節を告げる花を
庭に植えてゆく母
なんて素敵な物語でしょう
…と読み始めたのですが
あまりにもスキャンダラスな
想定外の展開にショックを受けてしまい
この作家さんらしい
前向きな終わり方ではあるのですが
正直 読後感は良くありませんでした

事情がわかってくるにしたがって
母の溺愛の向こうに
垣間見える狂気が怖くて…

自分の足で一歩外に出た主人公
とわが 光の方へと
かつては想像すらできなかったであろう
夢を持つことができた展開だけが
救いでした

とわの恋の相手の話す
インディアンに伝わる
老人とロバの寓話が印象的でしたので
検索してみたところ
古井戸に落ちたロバ
という絵本が日本で
出版されていることがわかりました
そしてこの寓話が この物語にとって
大切な役目を果たしていると思います

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コメント一覧

tanpoponezumi1019
明さん、こんにちは(^○^)
お越しくださりありがとうございます。
小川糸さんのインタビュー記事読みました。
本のことでコメントをいただけるなんて思ってもみませんでした。 とても嬉しいです!

「ミ·ト·ン」 挿し絵も美しくて素敵な本ですよね★
実は、数年前に神戸に転勤中で
出かけた先の須磨離宮公園でラトビアのイベントがあり
民族衣装の大使館の方のお話を伺ったり、音楽を聴いたり
ラトビアのたくさんの素敵なミトンを見ることができました。
その時、本の世界が蘇ってきて感動しました\(^_^)/

急に寒くなりましたので ご自愛くださいませ。
また遊びに来ていただけたらとても嬉しいです。
ありがとうございました(^o^)/
明 惟久里
こんばんは☆時々のぞくと、かわいい鳥さん達の写真に癒されています♪ありがとうございます。
小川糸さんの作品には、時々こういうドキッな展開のがありますよね。 『ライオンのおやつ』が出た頃、小川さんご自身がインタビューで答えておられたのを読んだことがあるのですが(たぶんネット検索したら出てくるかもです…)、小川さんとお母さまの関係性にも影響されているのかなぁと思いました。 娘(=糸さん)が大人になっても変わらない「つよさ」がおありになったお母さまでいらしたようで。それを読んで、私は何となく腑におちました。 私の好きな小川糸作品は『ミ・ト・ン』です。
寒くなりますから、撮影時、あたたかくなさって下さいませ☆
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