ちゃっけがいる移動図書館
高森美由紀
「藍色ちくちく」の著書の新刊なので
図書館で借りてみました
こちらの本 すごくすごくいいです
🐕
35歳独身 非正規で図書館で
働くことになった1人暮らしの
女性 実(みのり)が主人公
野菜の宅配に
見合い写真を忍ばせてくる
故郷秋田の母親に困惑しながら
偶々里親になることになった
子犬ちゃっけと暮らしています
「ちゃっけ」は茶色いからではなく
実の暮らす青森の方言で
「小さい」という意味だそうです
このちゃっけが
すごくすごく愛らしいのです
実と供に移動図書館の
バスに搭乗して
アイドル的存在になってゆきます
図書館で働くお話ゆえ 実の
お気に入りの本などが散りばめられ
知っている本が出てくると
嬉しくなったり
知らなかった本は検索してみたり
といった楽しみも
ちゃっけとの生活で
人として成長していく実
とても清々しい読後感でした
またひとつ大好きな本が
増えました
(読了 10月14日)
2005年に陶で拵えた茶色の子犬の
小物入れを添えてみました