新聞で著者のインタビュー記事を
読み 興味を持ちました
主人公が受付け係として働く
クリーニング店では
持ち主が長く引き取りに来ない洋服を
「はぐれんぼう」と呼んで
処分を頼まれるのですが
主人公は捨てることが出来ず
自宅に持ち帰ります
翌朝 布団の中で目を覚ました彼女は
持ち帰った衣服を全部
重ね着していることに気づきます
そんなへんちくりんな
重ね着ルックのまま
衣服に導かれるようにして
奇妙な旅に出ます
345ページにわたる長編ですが
先が気になって
とても面白く読みました
全く想像外の出来事が待っていて
結果的には
ダークファンタジーのような…
話の流れとは
全く関係がないのですが
セリフの中で
すごく気に入った部分があります
それは…
「疲れは一生懸命に生きようとする
身体だけに与えられる、天からの
ありがたいお恵み」
「内に閉じこもって外の楽しみから
目をそらすのは、人生にたいして失礼」
…という言葉です
それから 著者独特の比喩表現が
新鮮で面白かったです
私の中でヒットしました
(^ー^)