夜更かししたことを翌朝後悔する生活、連続365日目の皆さま
お疲れのところ失礼いたします。
けいおうタヌキ研究所です。
今回はタヌキの表記について。
皆さま、普段「タヌキ」と書くとき、どの表記を用いているだろう。
たぬき?
狸?
タヌキ?
TANUKI?
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字。
どの表記がしっくりくるだろうか。
ふと、そんなことを思った本日。
この表記ゆれは、ほかの動物にも当てはまる問題だと思う。
あらためて検索してみると、記事やwebサイトによって区別の仕方に差異があるように見られたが、下記サイトでは以下のような説明があった。
Q.動物や植物の名を、カタカナ ひらがな 漢字と色々書いていますが、その基準はどうなっているのでしょうか。A.動物や植物(含む野菜)を表す漢字が常用漢字表にあれば漢字。なければひらがなで書きます。学術的な場合は、カタカナで書きます。
(https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/003.html )
このルールに則れば、
学術的にタヌキの話をしたいとき、例えば「哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属 」と表現するときや、タヌキの生態について述べるときは、カタカナ。
単純に道路でタヌキを見かけたという話をしたいとき、タヌキが好きと言いたいときは、漢字or漢字。
という使い分けになるだろうか。
そこで一つ生じる疑問は、「信楽タヌキ」の表記はどれが良いか。
「信楽タヌキ」は生き物ではないから、「信楽狸」「信楽たぬき」が適切だろうか。
実はこの疑問、学生時代からずっと抱いていた。
なにせ、「信楽タヌキ」関係の論文や記事はただでさえ数が少ないにも関わらず、表記ゆれがとにかく激しかったから。
そもそも「信楽タヌキ」自体、正式名称が定まっていないため、
「信楽焼のタヌキ」、「タヌキ」、「タヌキの置物」、「信楽焼タヌキ」など様々な呼称が存在している。
それに加えて、「タヌキ」、「たぬき」、「狸」という表記までぶれがあるともはや収拾がつかない。
ので、当面は各々がぴったりくる表記を使用すればいいと思うのだが、
あくまで私個人としては、「信楽タヌキ」という表記とすることが多い。
正直、この表記を選んだ理由ははっきりと覚えていないのだが…
記憶の糸をたどってみると、卒業論文に記載することを前提に、言葉の見栄えを意識したのかもしれない。
なんとなく、「狸」という言葉からはどこか妖怪のタヌキの雰囲気を感じたし、「たぬき」という言葉は論文には柔らかい印象を受けた。
…という、文字から感じた印象から直感的に「信楽タヌキ」にしたわけだが、
皆さまはどの組み合わせがしっくりくるだろうか。
信楽たぬき、信楽狸、信楽焼たぬき、信楽の狸…。
と、何の引用もデータもない、参考にもならない雑記となってしまったが、
実はこの話、以前発行した『読むタヌキ大学』にも同じことを記載している。
というのも、第一回のタヌキ大学のテーマは「信楽タヌキ」だったのだが、
登壇者3名それぞれ、「タヌキ」、「たぬき」、「狸」と、見事に表記が異なっていたのだ。
これはあくまで偶然なのだが、私としては、この表記の違いに面白さを感じずにはいられなかった。
つまり、「信楽タヌキ」に対して受ける印象や持っているイメージが、三者三様だったことが現れているのでは、ということだ。
特徴的な見た目や表情から、人によって見え方の異なる「信楽タヌキ」。
その見え方の差異が、表記にまで現われているとなると、なおさら面白い。
人はみんな、心の中にそれぞれの「信楽タヌキ」を持ってるんだ。
皆も、自分だけの「信楽タヌキ」を見つけてみようね。
お兄さんとの約束だよ。
ということで、どんな表記がしっくりくるか、ぜひぜひ皆様の声を聴いてみたいので、コメント頂けると嬉しいです。