極楽浄土へ至らんと、湯船に蓮の葉を浮かべ笑みを浮かべる皆さま。
そんな大事なときに失礼いたします。
けいおうタヌキ研究所です。
突然ですが、今月よりついに
『読むタヌキ大学vol.1 信楽タヌキ概論』の販売が開始された。
去年から始まったトークイベント『タヌキ大学』、
その1限目の内容を、1冊にぎゅっとまとめた書籍がこちら。
ただ、
「そもそも『タヌキ大学』とは何ぞや?」
という方も少なくないと思うので。
今回は、『タヌキ大学』について紹介したい。
タヌキ大学とはなんぞ?
これは1限目の告知ポスター
タヌキ大学を一言で表すと、
【タヌキまみれのトークライブ】
タヌキ大学は、むらたぬきさん(@tetsuro5)と共に企画して、
2019年7月に記念すべき第一回を開催した。
※むらたぬきさん
街角狸マニアであり、タヌキグッズやタヌキソングを作られている。
信楽タヌキというジャンルにおける私の大先輩
このトークライブの内容を簡単にまとめると
①タヌキオンリーのトークライブ
②毎回、様々なジャンルの「タヌキ」好きが登壇
③飲食店や書店のスペースで、気軽に参加可能
④「タヌキ」とは何かを、多角的に学べる
様々なジャンルのタヌキだの、多角的だの
「何を言っているのか」と思われるかもしれない。
ので、もう少し具体的に説明する…。
まず、イベントのテーマは、
"「タヌキ」の魅力を、あらためて掘り下げてみよう"
例えば、私も所属している『日本たぬき学会』。
例えば、SNS上のフォロワーさん。
そんな皆さまと「タヌキ」について話すとき、実は、たびたび思うことがある。
「タヌキ好き同士は案外話がかみ合わない」
何が言いたいかというと、「タヌキ」って、思ったよりも幅広いジャンルで、
・妖怪のタヌキ
・動物のタヌキ
・キャラクターのタヌキ
・置物のタヌキ
大雑把な分け方にはなるが、これらは全部違うタヌキ。
「タヌキ好き」といっても、
動物のタヌキが好きな人も、妖怪のタヌキが好きな人も
私のように、置物のタヌキが好きな人もいる。
「タヌキ」という言葉は
ひとつのキャラクターを指しているわけではなく、
ジャンルそのものなのだ。
誤解を恐れずに言えば、
タヌキという言葉=ガンダム。
「俺、ガンダムが好きで~」
という会話になった場合、
すぐに熱い抱擁を交わすことはできないはず。
ひとえにガンダムといっても、
初代、Z、W、SEEDと様々な作品があるわけで。
「どのガンダムが好きですか?」
という質問が、ワンクッション挿入される。
タヌキも同じで、
「タヌキ好き同士仲良くしましょう!」
と、固く握手をする、その前段階には、
動物か妖怪か、どんなタヌキが好きかを確かめる過程が必要。
結局のところ、何が言いたいのかというと、
・「タヌキ」はジャンル
・タヌキ好きと言っても、いろんな方面のタヌキ好きがいる
・動物、妖怪、置物、それぞれのタヌキに異なる魅力がある
なので、毎回様々なタヌキ好きの方に登壇いただき、
自分が愛する「タヌキ」について語ってもらうことで、
今まで気づかなかったタヌキの魅力を、
あらためて学べるんじゃないかな、と思った次第。
すごく抽象的なことを言えば、
いろいろ視点から、いろいろなジャンルの「タヌキ」を知ることで、
今まで気づかなかった、「タヌキ」の魅力が見えるかも。
そんなことを願うばかり。
ここからは、実際に開催した1限目と、
次回開催予定の2限目をご紹介。
第1回(1限目)は何をしたの?
1限目のテーマは「信楽タヌキ」。
3名の登壇者が、それぞれ信楽タヌキの魅力を好き勝手語った。
(名前順)
・けいおうタヌキ研究所
学生時代、信楽タヌキを中心とした歴史を研究
・むらたぬき氏
全国の街角に置かれた狸写真を収集
タヌキをテーマにした楽曲やグッズも制作
・たぬえ氏
全国のタヌキスポットを網羅
ブログの情報量は圧巻の一言
当日は、笹塚駅にあるバル「Flava Joint」さんに場所をお借りし、
店内でプロジェクターを投影しながらトークを実施した。
(参加者は、お酒とおつまみを片手に観ることができて、とてもうらやましい)
発表スライドの一例
発表後は、クイズ大会や質問コーナーを設けつつ、
イベント終了後もシームレスに懇親会を開催。
愉快なクイズの一例。たのしい。
決して、お酒のつまみにタヌキを嗜んでいたわけじゃないよ。
そんな1限目のトークの内容をまとめた書籍、
読むタヌキ大学も読んでね。(2回目の宣伝)
第2回(2限目)は何をするの?
そんな1限目に続く2限目も開校予定。
本当は今年の3月に開催を予定していたが、
新型コロナウィルスの影響で開催延期となった。
が、これを読んでいる皆さまは幸運です!
だって、これから2限目を申し込めるんですからね。
そんな2限目はどんなテーマかというと、
「~タヌキって、なんだ?~」
今回は、テーマを「信楽タヌキ」に絞りに絞った1限目と対照的に
「あらゆるタヌキ」を包括した回となる。
発表内容はこちら。
「タヌキ概論」 楽運犬 氏
「妖怪・憑き物としてのタヌキ~タヌキは本当は怖い?~」 猯谷狢太郎 氏
「ファインダーを覗いて気づいた『タヌキとは』について」 中村沙絵 氏
「人を惹き付ける狸とは。」 狸森泥舟 氏
タイトルから見てわかる通り、
登壇いただく4名の発表者は、全員「タヌキ」のテーマが異なる。
2限目は、7月以降に開催予定。
詳細が決まり次第、お知らせします!
タヌキにタヌキを掛け合わせたら、一体何が誕生してしまうんだ…?
無論、タヌキである。
ということで。
『読むタヌキ大学』の完成にかこつけて、
トークイベントの宣伝と、書籍の宣伝をする記事でした。
気になる方は、ぜひぜひイベントにご参加いただけると嬉しい。
なお、1限目の私の発表は、リモートでならいつでもできるので、
聞いてみたい方はぜひお声がけください。