「國之家は参道の老舗。
30年以上の昔から、
天ぷらに塩や抹茶塩を添える心遣い。
参道沿いの店は多いけど、
この國之家は私が好きな1軒だよ。」
【はるさん】と話をしながら、
昼食は國之家に決定。
私たちが入った時には
他のお客さんは1組だけだったが、
後から増え始めた。
【はるさん】は
いつも通りの「うな重」と「生中」。
「注文を受けてから捌き始める」
それが正しい鰻屋さん。
ここでも当然、
出てくるのに30分を要した。
「あつっ!」
熱いのは正しく
時間をかけて焼いてくれた証拠。
「佐原に比べて
ここの鰻は
鰻自体が甘い。
柔らかくてふくよかだね。」
「さっぱりと
小ぶりに感じて
脂がさっぱりと感じるのが
成田の鰻の特徴だね。
佐原の鰻は、
タレの甘みが強く、
食べるとボリュームがあるよね。」
それぞれの時に
気分で食べ比べたくなる。
肝吸いも
サッパリとして美味しいし…
そして、
鰻以上に遅れて登場した
私の「真打」は…
【「地味に好みの『國之家』(後編)」に続く…】