両親。

タイミングとは、恐ろしい。

いつもなら、ならない電話。
無条件に吸いよされる実家への帰路。

私、結婚するよ。

報告。


オカンの表情の変化。
全部捉えてしまった。


あんたが、手塩にかけて育てた娘。
いっぱしな大人には、まだほど遠いかもだけも。
他人に嫁ぐ。


ここでいっとく。
あたし、オカンの娘で良かった。
だって、あたし、オカンみたいなオカンになりたいから。
正しいこと、正しくないこと、
身体張ってでも、ちゃんと伝えられる人間になりたいから。

シンプルに一生懸命生きてるオカンが、
あたしの理想だな。

だから、あたしは、オカンみたいなオカンになるよ。

でもね。
あたしは、オトンの子でもあるから、
キラーチューンだぜぃ。


うふふっ。
天才的なオトンと、
秀才なオカンのいいとこ取りしたい。

どっちに似たかなぁ？ワハハ。

手当。

扶養手当。
自分にはこれまで全く無縁なものだった。

昨夜、上司にそそのかされて帰ってきた会社員。

『家族手当ってのがあるらしいよ‼
出るなら、もう、結婚しちゃおうよ♪』

…？。笑
そんなものなの？
私達が籍入れるタイミング。

でも、まっ、いつでもいっか。

と、あっさり飲み込めた自分にもビックリ。

七月位がいいなぁ♡


苗字が変わる日も遠くないんだ…
変な感じ。