タロウとハナコの記録。

子育て・夫婦・家族のことを忘れないように記録。

日本横断。

2019年12月10日 | 日記
日曜日に佐渡のばーちゃんが死んだ。

随分前にボケてたし、
私のことなんかも随分前に分からなくなったし、
あー年内もたなかったかーくらいにしか思わなかったけど。

息子2人連れ立って、日本列島横断。
太平洋側から、日本海へ横断よ。
想像しただけで、地獄。笑

でもまぁー息子達念願の特急に、
新幹線に高速船を乗り継いで、
8時間で佐渡上陸。
予想通りの疲労困憊でお通夜に滑り込み。

佐渡は、お通夜の前に火葬するとかで、
おばあちゃんの死に顔は見ることはできなかったけど、
箸渡しには間に合った。

社会人になってから、夏しか行かなくかっちゃったけど。
学生の頃は、一人でぷらっと佐渡へ行ってた時期があって、
その頃はもちろんおばあちゃんもピンピンしてたんだよね。
ピンクの原付乗り回してたかな。

一緒に漁に連れて行って貰ったり、
漁の網に絡まったゴミを丁寧にとってるのを見てたり、
お正月茶色いだけのお節を準備するのを見てたり、
おじいちゃんの仏壇の前で布団並べて寝たり、
浜で一升瓶のケースに腰掛けて、ぼけっと海みたり。

あと、なんでか、いっつも怒られてたんだよね。
礼儀とか作法とかに厳しくて。
ウチのお母さんがなんであんな風に育ったのが謎なくらい。笑

東京で育ちながら、割とばーちゃん子だったのかなと思って。

佐渡のお葬式、これまたものすごい強烈。
念仏に念仏に念仏。
どこまでも念仏を唱える。笑
お坊さんも3人来て、声張り上げた。
なんで。

しかもそれが、お坊さんだけじゃなくて、近所のおじさんおばさん達も。
みんな小冊子みたいなのと、鐘を携えてやってきて、長いこと念仏を唱えてた。
1時間は超えてたかな。
長い長い。長過ぎる。

火葬、通夜、葬式、納骨、35日、念仏。

最後の念仏ってなんなんだ。
と思ったけど、いちを葬儀全てに参加できて良かったー。

子連れで、とにかくうるさくて。
来た意味あったのかなーとぼんやり思ったりもしたけど。
来て良かった。

何かするわけでも、できるわけでもないけど。

お葬式って、そんなものなのかも。