畳刺 父ちゃんの日々

珍しい畳表

先月、熊本の問屋さんが《うすべり用》に京都の畳屋さんから約10年前の糸引き表を引き取ってきた。
今日、時間があったので薄縁を何枚か作成。

使用したのがこの表。

    

    

判りますでしょうか?!
携帯画像なので分かりづらいかもしれませんが。




それでは裏面です。

     

真中に注目です。
判りましたでしょうか!
そうです、動力の中継ぎ表(本間)なのです!
(チャボですが中継ぎなのでそこまで酷くありません)
裏面は機械落とし(大分荒れています)となっています。

大分年数が経っている為、サービス品となりますが薄縁ぐらいなら利用価値はあるでしょう。
良く使わずに持っていたものです。
古くても捨てる事が出来なかったのでしょうね。

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コメント一覧

畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。様

迷いながらもずっと使いはぐれてしまったのでしょうね(苦笑)
当時いくらだったかは分かりませんが、下物で年数が経っては価値が無く(涙)
手織りの中継ぎ10年物(備後本口、故、寺岡さんの品)を見たことがありますが、その品は10年とは思えない色艶で、本当に良い物は違いますよね(驚)
畳職人でございます。
http://www.tatami-hamoto.com/
遅くなりましたが、
話に聞いても中々見る事の無い物で、
本当に珍しい物ですね。
130枚とは大事に取って置き過ぎたんですね。(^.^)
しかし、合わせを作るにもイッパイ作れますね。
hei-soda
ありがとうございます 良くわかりました
畳刺 父ちゃん
hei-soda様

中継ぎというのは畳表の真中でイグサを継いで織った畳表の事です。
(普通の畳表は巾側が1本のイグサで織られています)

今現在の中継ぎはキレイなイ草を使った超高級品!になりますが、昔は短いイ草でも捨てずに使えるようにと織り元が考え出した品物なのです。
使用する場所は主に納戸や小僧、女中部屋など人の目に付かない部屋に使われていたらしいです。
今では、中国産の畳表が巾を利かせているため、安い中継ぎなどはまず有りません(手間代、利益にならない為)
畳刺 父ちゃん
sugitatami様

私もそう思います(笑)
なんとその数、130枚!
アパートにでも使用すればよかったのにと思います。

裏面が荒れていますので合わせでうすべりを作ります。
しかし退色していて売り物には・・・(苦)
キレイなジロに敵いません(苦笑)
hei-soda
古くても いいものは使えるのですね

内容はよくわかりませんが・・・
sugitatami
http://sugitatami.com
お疲れ様です。
 珍しいでモノが手に入りましたね。
何となく?
 良くも悪くも使いそびれた?タイミングをのがした?
感があるような微妙さも感じます。笑
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