畳刺 父ちゃんの日々

囲炉裏のフタと置き床

早いものでもう10月。
おかげ様で毎日忙しく、10月施工もほぼ埋まり本当に有難いものです。
その分、お待ち頂いておりますお客様にはご迷惑をお鰍ッしております。

さてコチラは強力表を使用した成田市のお客様に追加注文頂き、先月納めた囲炉裏の蓋と置き床の紹介です。

外国の観光客をもてなすゲストハウスとして改装した古民家ですが四畳半の部屋(琉球畳)は真ん中に囲炉裏があります。
冬場以外は囲炉裏の上に50㌢程の高さのテーブルを置き、和室用の椅子を使い使用するため囲炉裏の蓋となる薄縁のような物が欲しいという事で、2分ベニヤにゴザを張り、幅は2尺9寸、丈が4尺(テーブルの大きさ)の蓋を作りました。





囲炉裏が畳よりも2分ほど高いため、囲炉裏の大きさ(88㎝×88㎝)を除いた両脇に、切込みを入れた2分ベニヤをボンド付けし(ビス止併用)、畳表を絡め縫いして仕上げました。
※縫い糸の跡が付かないよう、油を引いていない縫い糸で縫っています

もう一つ頼まれたのが強力表で表替えをした部屋に置くという置き床(畳台)です。
書道の師範の腕を持つ娘さんが書いた鰍ッ軸(書)の下に置き、お皿を飾るための物です。


龍鬢表&小紋縁(白)使用、大きさは指定の大きさに合わせ幅10紋、丈28紋です


丁度、両目乗りとなりましたgood

こちらは予算を抑えるため、ミシンでの割り縫いと裏面はクロス貼りです。
表替えから3日後、納めたところの写真をうっかり撮り忘れましたがお客様には大変お喜び頂きました。
そんな囲炉裏の蓋と置き床(畳台)の施工でございました。

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