御注文を頂いたのは偶然で、4月半ばの日曜日に会社代表の方、御夫婦で買い物帰りに当店に立ち寄り、事務所の広間に畳を検討しているとの事で色々お話を伺い、気に入って頂きその場でご注文を頂いたのでした。
その日、丁度私が出鰍ッる前でしたのでお話も伺え、仕事の受注に繋がり有難いねとカミさんと話しておりました。
その日の夜、一本の電話がなりました。
お袋が昔から信仰していた団体の暦を送って頂いていた方からでした。
ご注文頂いた代表の方が帰りがけに御友人の家に立ち寄り、当店のチラシを見せ話しをするとピンときたらしく、我慢出来ずに電話を鰍ッたとの事だったのでした。
お袋もこれにはビックリ、有難いねの連呼でした。
そして一昨日、早めに伺うはずが前の仕事が伸びてしまい、当初予定より大分遅れて夕方の出発、事務所についたのが夜7時になってしまいました。
遅くなった納品にも拘らず、会社の方々には笑顔で迎えて頂けたのでした。
すぐに敷き込みに鰍ゥります。
事務所の1間、36畳の広間に畳を敷いて行きます。


この広間ですが、壁の切り欠けや床から突き出た鉄の出っ張り、壁(ヨセ周り)はヒドイ曲がりで小当たりだらけ




この部屋ですが幅は12枚並びで約7寸小(全体で標準サイズより約21cm小さく)、丈は3枚通しで約9寸大(全体で標準サイズより約27cm大きい)でしたので、真中の畳に本間(ほんけん)物を使用し丈を7寸大として、両端の畳は1寸大としました。
両端には切り物、真中には連続物の違う俵の畳表を使用したので熊本の同じ生産者の物ですが多少の色が違います。
でも実際見てみると写真で見るより違和感はありません。
また全体の幅のスケもピッタリで本当に具合良く収まったのでした

納めて終わると会社の方々から大変喜んで頂けました。
畳の手入れ方や品質表などをお話しし、お渡しして帰路についたのが8時でした。
今日の夜、頼んで頂いた会社様や団体様のHPを見てみるとそれはお袋が子供の頃から信仰していた団体のものでした。
それには私もビックリ。
私は母親に小さい頃からご先祖様や人との繫がりの大切さ、感謝の心や気持ちの持ち方などを聞かされて育ってきました。
その事は本当にその通りだなと思いますし、そのおかげか私の周りには沢山の素晴らしい仲間がおります。
私自身、お袋もそうですが信仰団体に入り、一生懸命活動しているわけではありません。
ただ、今夜こんな事があると教えに沿って生きてきたお袋の巡り逢わせというもを思ってしまったのでした。
そんな不思議なご縁の仕事で御座いました。
お世話になりました(株)光明思想社様、谷口雅春先生を学ぶ会様、本当に有難う御座いました。
(株)光明思想社
谷口雅春先生を学ぶ会