会場はいつも通り幕張にある仕事プラザです。

今年は一級技能検定に望む受験者がおらず4人の二級技能検定に挑戦する方が講習を受けました。

この事前講習会では検定の課題に沿ったやり方で手縫いで畳を規定時間内に仕上げる事を行ないます。
今畳業界は機械化が進み、普段はまず全て手縫い作業で行う事がありません。
但し、職人は手仕事が全ての基本

基本的な手縫い仕事が出来なければ機械を使用して畳を仕上げても良い仕上がりにはなりません。
手縫い仕事が出来、また基本的な知識があってこそ、良い製品が作れるのです。
あくまでも機械は能率のよい仕事をする為の手助けの1つなのです。
中には手縫い仕事を軽視する声も聞かれますが、私は基本があってこその職人、価格で競うのではなく最終的に残っていくのは技術を持っている職人だと信じております。
その基本的な部分こそが素人業者やホームセンターなどの異業種を打ち負かす術であるとはっきり言い切れます。
今日講習を受けた方々には必ず二級技能士の資格を取っていただき、数年後には更なる上の一級技能士に挑戦して頂きたいと思っています。
実技試験までもう2ヶ月半ありますので頑張っていただきましょう!