〖春の嵐とモンスター〗７巻あらすじ・感想！栢が昔の悪い仲間と再びつるむように

〖春の嵐とモンスター〗７巻あらすじ・ネタバレ感想。
嵐子と南須くんがつきあうことになり、「第３形態」（悪い方）へ進化した栢は昔の悪い仲間と再びつるむように。
誰の言葉も栢には届かなくて……。

〖春の嵐とモンスター〗７巻

Spring storm and Monster

春の嵐とモンスター 7 (花とゆめコミックス)

■著者：ミユキ蜜蜂

■カバーデザイン：Hisako Komuro

■発行：株式会社白泉社

■発売日：2025年2月20日

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〖春の嵐とモンスター〗７巻登場人物

★７巻登場人物

〖春の嵐とモンスター〗７巻あらすじ・ネタバレ感想

★７巻あらすじ

★７巻ネタバレ感想

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〖春の嵐とモンスター〗７巻登場人物

● 春野嵐子はるのらんこ 

　盟成高校の１年生で美化委員
　義弟・栢の暴走に戸惑う
　南須とつき合うことになる

● 天峰栢あまみねかや 

　凪子の再婚相手・天峰が連れて来た
　南須と嵐子の交際で心が壊れた
　再び昔の悪仲間と連み始める

● 南須迅人なすはやと 

　派手さはないが爽やかイケメン
　嵐子のクラスメイトで美化委員
　ゲーム内ではナス子と名乗っている
　念願叶って嵐子と交際スタート

● 星井心羽ほしいみはね 

　嵐子のクラスメイト
　イケメン大好きで裏表が激しい

● 凪子なぎこ 

　嵐子の母で看護師
　嵐子曰く「人間大好き陽キャおばけ」
　南須家近所の［玖賀病院］に勤務

● 天峰あまみね 

　凪子の再婚相手で職業は教師
　遠い親戚の栢を引き取った

● 孫助まごすけ 

　嵐子のペットの豚さん
　栢にはなつかず南須になつく

● 南須汐里なすしおり 

　南須くんの妹

● 南須花音なすかのん 

　南須くんの妹
　まだ言葉がたどたどしい

● 熊谷くまがい 

　南須の友達でクラスメイト

● 伊藤いとう 

　南須の友達でクラスメイト

● 黒川くろかわ 

　栢につっかかるクラスメイト
　ゲーム『パニベ』を通して栢に接近

● 志摩しま 

　嵐子たちの担任

●栢の中学の保健室の先生

● 葦原廉あしはられん 

　カフェのバイト店員
　心羽のお気に入りのイケメン

●栢の記憶の中の少女

●ゆうまの仲間達

　栢の昔の仲間

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〖春の嵐とモンスター〗７巻あらすじ

【その前に】６巻あらすじ

31話～35話収録

南須くんとつき合うことになった嵐子ですが、その事を栢くんに言えません。
「どこにも行かない」「誰も好きにならない」という栢くんとの約束を破ってしまった以上、きちんと向きあわなければいけないと分かっています。
しかし、これまでの栢くんの行動を思うと勇気がしぼんでしまうのです。

南須くんに誘われ一緒に夏休みの宿題をする事になった嵐子に栢くんもついて行きます。
ふたりの間に割って入りながら栢くんは嵐子の南須くんを見る眼差しが以前と違っている事に気づきます。
帰り道、嵐子は南須くんからもらった誕生日プレゼントのシャーペンをうっかり線路に落としてしまいます。
遮断機が下がり電車がもう来るというのに栢くんが線路に進入し……。

［Kindle版］春の嵐とモンスター 7 (花とゆめコミックス)

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〖春の嵐とモンスター〗７巻ネタバレ感想

いや、こっわー、電車の中に栢くん潜んでた(((゜Д゜;)))
ずっとつけてるし。
公園で嵐子と南須くん、南須くんの妹たちが戯れている様子を覗き見している栢くんが、いつ爆発するかハラハラしながら読みました。
だって栢くんは尋常ではないのでね。
まさかまだ言葉がたどたどしいほど幼い南須妹たちに何かしたりしないだろうね、と胸騒ぎが止まりませんでした。

心羽ちゃん曰く「第３形態」になってしまった栢くん。
嵐子と出会った最初の頃よりもっと酷い人格になってしまった。
だってコレですよ。

※参照：『春の嵐とモンスター』７巻105ページ

こんなん見たら、そぉっとドアを閉めるしかありませんよ。
コンビニの前で変なオジサンに女性用の下着を渡され、それを着けた写真を撮って送れば５万円あげると言われたそうです。
自暴自棄になってぶっ壊れてる栢くんは何でもやっちゃうんですよ。
そして、こんな風に自分を粗末にしているとね、悪魔が寄ってきてしまうのが人間ってやつです。

栢くんがまた悪い方向へ行ってしまったらどうしようと不安でたまらないのに、嵐子は母にも義父にも相談できずにひとり悩みます。
つくづく南須くんとつき合っててよかったですよ。
彼はちゃんと嵐子を受けとめてくれましたからね。
良い人や、南須くん！

栢を連れ戻そうとしてボロ雑巾のようにボコボコにされても南須くんは

「すっっっ…ごい
じゃまだけど
春野さんの
大事な子なんじゃ
仕方ねーじゃん
もぉ…」

（156ページから引用）

と、栢に言います。
嵐子への想いで行動している南須くんの言葉を聞いた栢くんは自分に欠けているものが何か、少しは理解できたのでしょうか？

※参照：『春の嵐とモンスター』７巻156ページ

栢くんの根本原因は幼少期にあると思います。
これまで度々栢の回想シーンに登場してきた少女、あの子の存在は何なのか？
栢くんが親戚をたらい回しにされていた頃、預かってくれていた家の娘？
栢くんの性格を作り上げている要因をどうにかしないことには、いつまで経っても栢くんは他人を思いやったり、自分を大切にしたりできないのではないかと思います。
次巻はいっそうデンジャラス＆バイオレンスが増しそうな気がします。

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