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〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻あらすじ・感想!婚約指輪の受け取り全力回避

〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻あらすじ・ネタバレ感想!
婚約指輪の受け取りを全力回避するために逃げ回るルチェッタ。
でも、カイルへの気持ちがあふれて……。

〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻

『死に戻り令嬢のルチェッタ』3巻あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks
■著者:天乃忍
■カバーデザイン:原智奈/Hara Tomona
■発行:株式会社白泉社
■発売日:2024年7月5日



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〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻登場人物

〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻あらすじ・ネタバレ感想




〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻登場人物

ルチェッタ=アンブリッジ
 建国時から続く由緒ある家系の令嬢
 父親の借金のカタにカイルと婚約
 結婚式の最中に死んで生き戻った
 人生2周目は占い師で稼ぐ計画
カイル=ウィズレー
 ウィズレー商会の商会長
 平民から一代で成り上がった金持ち
 爵位欲しさ?にルチェッタに求婚
 占い師の正体を知らずに占いに通う

<アンブリッジ伯爵家>
●ルチェッタの父
 暢気な上に投資ベタで借金を増やす
●コンラッド=アンブリッジ
 ルチェッタの従兄弟で軍人
 他界した父親がルチェッタの父の弟
 国境警備隊から王都警備隊に転属
●ルチェッタの侍女

<ウィズレー商会>
●ロイ
 ウィズレー商会で働く12歳の少年
 住み込みでカイルの助手をしている

<そのほか>
●エリーナ=カナリー
 男爵の娘
 カイルに嫌がらせをしていた張本人
●エリーナの父・カナリー男爵
●フェリーク=オリジア
 ギィダルメ国侯爵家の跡取り
 ルチェッタとは幼馴染み
●食堂のおかみさん
 占い師のルチェッタに差し入れ

●ジッフェ伯爵夫人
 カイルの顧客
●ミルバ男爵
 カイルの顧客
 サマリタン子爵夫妻をカイルに紹介
●サマリタン子爵とその奥方
 奥方は平民のカイルを蔑んでいる



〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻あらすじ 

【そのまえに】2巻あらすじ
『死に戻り令嬢のルチェッタ』3巻あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

●3巻10話~14話収録
没落貴族の令嬢・ルチェッタは、金だけが取り柄の平民・カイルと借金返済のために結婚をしようとします。
ところが、結婚式の最中に死亡。
なぜか死に戻り人生2周目がスタートしたルチェッタは、カイルとの婚約破棄と自力で借金返済を目指し奮闘します。
しかし、ルチェッタは1周目の時には分かろうとしなかったカイルの人柄を知るにつれ、大嫌いだったはずのカイルに好感を抱くようになります。


そんな中、ルチェッタの幼馴染みフェリークが現れカイルのヤキモチMAX。
ルチェッタを探しに来たフェリークから隠れるためカイルがルチェッタと入り込んだのはクローゼット。
狭い場所でふたりでくっついているうちに何だかちょっと甘いムードに。
そんな空間を突然開けたのはルチェッタのいとこ・コンラッド。
ルチェッタが逃げ出したため、あとに残されたカイルはコンラッドから大変な誤解をされるのでした。


カイルは、ルチェッタに婚約指輪を渡そうとします。
でも、人生1周目の結婚式で死んだルチェッタは生きるためにカイルとは婚約破棄すべきだと考えています。
カイルからの婚約指輪を受け取るわけにはいかず、ルチェッタは彼を避けて避けて避けまくるのですが……。



〖死に戻り令嬢のルチェッタ〗3巻ネタバレ感想 

ルチェッタは、人生1周目の記憶を利用して占い師をしています。
そうとは知らないカイルは、よく当たる占い師の元を訪れては自分とルチェッタのことを相談します。
カイルからクローゼットの中で彼が思っていたことを聞いた占い師・ルチェッタの気まずいやら嬉しいやら恥ずかしいやらの困惑ぶりが可愛い~。
でも、絶対嬉しいが勝ちますよね、こんなに想われているんだもの。


婚約指輪を用意してくれたことだって嬉しいに決まっています。
でも、この指輪を受け取ったら結婚、そしてあの世へまっしぐら。
死にたくないけどカイルのことを好きになっているルチェッタが指輪を受け取るのかどうかが3巻の肝です。


ルチェッタはルチェッタで結構ヤキモチやきかもしれません。
13話ではやけ酒をあおったルチェッタの甘えんぼさんモードが発動!
まさかの「だっこ」要求(〃▽〃)

(参照:『死に戻り令嬢のルチェッタ』3巻116ページ)


だっこをおねだりされたカイルが真っ赤になりながらルチェッタをお姫様だっこするシーンが微笑ましい~。
この13話は、カイルのことを大嫌いだったのに好きになってしまい、今は幻滅されたくないと思っているルチェッタのカイルへの気持ちがあふれててとても可愛らしいお話です。
読んでてずっとニヤニヤしちゃう。


ちょっとだけと言い訳しながらうたた寝しているカイルにこっそり触ってみたり彼の頭を撫でてみたり、しまいには横に座ってぴとっとくっついてみたりするルチェッタ。
ふふふ、想いあふれまくってますよ。


カイルもルチェッタも言動不一致が甚だしい。
ふたりとも心の中ではお互いのことをもの凄く好きなはずなんですが、対面して話をすると口から出てくるのは気持ちと反対の言葉ばかり。
お互いを知るために話をすることはとても大事です。
ただ、それもお互いが素直で正直だった場合ですね。
意地っ張りの見栄っ張り同士だと言葉はむしろ混乱を招きかねません。
だから、このふたりが素直になって会話をするには“仮面”が必要なのかもしれません。


ルチェッタにとっての“仮面”は占い師です。
夜会で貴族から蔑まれたカイルは、どんなに頑張って働いてお金持ちになっても、身分の壁は高いのだと思い知ることになります。
あの時カイルは、平民の自分は貴族のルチェッタにふさわしい人間になれないのだと思ったのではないでしょうか。
サマリタン子爵の奥方の態度があまりにも酷かったので、占い師としてのルチェッタがカイルにかけた言葉に泣けてきました。

「貴方は 

立派な
人です
 

努力家で
勤勉で
 

人を大切に
出来る人
 

誠実で
優しい
 

幸せに
なるべき
人です
 
(146~147ページから引用)


1周目の人生で結婚式の最中に死ぬことになったのは、ルチェッタとカイルの間に愛情が無く(正確にはカイルの片想い)本当の政略結婚だったからだと思います。
2周目は、お互いまだ気持ちの確認も確信も持てていませんが、愛も思いやりも存在しています。
何とかふたりで協力して生存ルートに乗ってもらいたいものです。
『死に戻り令嬢のルチェッタ』3巻あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks


☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。

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