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〖スキップとローファー〗5巻あらすじネタバレ!好きとデートとトランスジェンダー

〖スキップとローファー〗5巻あらすじ・ネタバレ感想。
唐突に志摩くんに対する“好き”を自覚した美津未。
誠の初デート。
トランスジェンダー・ナオの過去の話など内容盛りだくさんの5巻。

〖スキップとローファー〗5巻 

『スキップとローファー』5巻 tataraworks
■著者:高松美咲
■デザイン:Megumi Fukuodori
■発行:株式会社講談社
■発売日:2021年3月23日



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〖スキップとローファー〗5巻登場人物

〖スキップとローファー〗5巻あらすじ・ネタバレ感想




〖スキップとローファー〗5巻登場人物 

<つばめ西高校 1年3組>
岩倉美津未 いわくらみつみ 
 3月3日生まれ。石川県の田舎町出身
 みんなに“みつみ”と呼ばれている
 生徒会副会長に任命される
志摩聡介 しまそうすけ 
 10月9日生まれ
 美津未のクラスメイトで元子役のイケメン
 迷子の美津未を助けて以来の友達
 文化祭後、演劇部に入部
江頭ミカ えがしらみか 
 7月29日生まれ
 “心の許さじノート”に嫌な奴の名を刻む
 志摩くんのことが好きだけど…
村重結月 むらしげゆづき 
 12月11日生まれの帰国子女
 美人過ぎて妬まれやすい
 趣味はピアノに美術鑑賞
 美術部員だが絵の才能は“画伯”レベル
久留米誠 くるめまこと 
 4月17日生まれ。両親とも公務員
 年間100冊以上小説を読む
 本多先輩に淡い憧れを抱くが……
迎井司 むかいつかさ 
 5月19日生まれ。中学からの志摩の友達
 成績優秀、高身長、誠実な人物
 実はちょっとお金持ちの坊ちゃん
山田健斗 やまだけんと 
 目立つのが好きでとにかくモテたい

木之本小春 きのもとこはる 
 美津未達のランチ仲間でダンス部員
 他クラスに佐伯くんという彼氏がいる
クラスメイトの西野くんと永田さん

<つばめ西高校>
兼近鳴海 かねちかなるみ 
 演劇部2年次期部長。常に柄シャツ
高嶺十貴子 たかみねときこ 
 6月30日生まれ
 2年生で超ストイックな女子
 風上がやめたので念願の生徒会長になる
風上紘人 かざかみひろと 
 4月24日生まれの2年生男子
 イケメンで人気者だが実は特撮オタク
 生徒会長は前期でサクッとやめた

本多 ほんだ 
 文芸部の2年生男子
 誠と神保町で本屋めぐりをする
文芸部の部長・野間
コンサート優先した部員・宮川

花園さくら はなぞのさくら 
 美津未の担任教師

<東京>
岩倉直樹 いわくらなおき /ナオちゃん
 美津未の叔父/叔母でトランスジェンダー
 東京での美津未の保護者
 現在の職業はスタイリスト

<石川県>
遠山文乃 とおやまふみの 
 美津未の幼馴染みで親友
 美津未とはずっと電話でやりとりしている

<岩倉家>
美津未の父
美津未の母・智花
美津未の祖母
岩倉真春 いわくらまはる 
 美津未の妹
岩倉桔平 いわくらきっぺい 
 美津未の弟
サトノスケ(犬)
オミソ(猫)
オシオ(猫)

<そのほか>
ナオの中学の同級生・塚田
 回想に登場
ナオの仕事仲間

出来山ヨシ男 できやまよしお 
 美津未が高校へ入る前に妄想していた理想の男子。
 告白されてトキメキつつも目標の為に振ってしまうというシチュエーションがお気に入りだった



〖スキップとローファー〗5巻あらすじ 

変化著しい11月―
岩倉美津未は席替えで志摩聡介の隣の席になります。
休み時間には志摩と喋りたい女子が集まってきて席周りはとても賑やか。
生徒会でも風上が前期で生徒会長をサクッとやめた為、高嶺十貴子が念願の生徒会長になり、美津未は副会長に任命されました。
一方、志摩は演劇部に入部します。
美津未は、部に入って明るくなった志摩を見て、自分が彼に特別な感情を抱いていることに気づいてしまいます。


これまで勉強一筋だった美津未。
他の女子がファッションやメイク等、毎日細かい所まで気をつかい可愛くなる努力をしていることに目が行くようになります。
皆から取り残されていくようで寂しくもありますが、急に女の子っぽいことをするのはそれまでの自分と比べて凄く違和感があるし気恥ずかしくもあります。
そんな美津未にナオちゃんは……。


〖スキップとローファー〗5巻収録

Scene24 モジモジの思春期
Scene25 ぐるぐるの初恋?
Scene26 ズキズキの女の子<1>
Scene27 ズキズキの女の子<2>
Scene28 シャンシャンのクリスマス
Scene29 しんしんの年末年始
『スキップとローファー』5巻 tataraworks



〖スキップとローファー〗5巻ネタバレ感想 

11月になると、みつみをはじめ生徒達それぞれに変化が訪れます。
東大目指して勉強を頑張っていたみつみは、志摩くんのことを好きだと認識してから女子的に可愛く見られることに興味を抱くようになりました。
仲良しの結月やミカに、メイクやファッションに関するレクチャーをお願いしたり、実際に薄化粧をしてみたり。


いろいろアドバイスしてくれるミカに、みつみは尊敬を込めて
「すごいよ
ミカちゃん
これはもはや
学問だよ!」
 
(65ページ)
と言います。
ほんとそれ!て思いました。
メイク初心者は、ひたすら研究してトライアンドエラーを繰り返し、自分にとっての丁度良いを見つけるしかないですもんね。


お化粧なんかには一番興味が無さそうな誠も、部活の先輩・本多と一緒に出かけることになり、結月から助言を得て“可愛い”にチャレンジします。
残念ながら先輩の余計な一言で、誠は失敗だったと判断しましたが。
でも、普段お洒落し慣れていない誠が、精一杯ヘアアレンジを練習する姿は十分可愛らしかったです。
この件から結月と誠の友情が深まります。
お互いが絶対の味方になった感じで、とても心強く、この2人は大人になっても友達でいられるだろうなと思いました。


5巻は、まだ男性のなりをするしかなかった頃のナオちゃんが描かれています。
ナオちゃん、直樹は女の子になりたかった男の子でした。
過疎の田舎で性別が不一致だった少年はさぞや肩身が狭かったことでしょう。
あまり詳しくは描かれていませんがイジメもあったのかもしれません。
嫌な思い出しかないのに同窓会なんか出たくもないだろうし、近所の人の目とかも気になるでしょう。
家族のことは嫌いじゃないけど、田舎では息がしづらいのかも。


今ではスタイリストとして女性の格好をしているナオちゃんですが、みつみが幼稚園児だった頃はサラリーマンでした。
ストレスで体調を崩し実家に戻ってきて、みつみのお迎えをしていました。
帰り道、シロツメクサで花冠を作ってみせるみつみに直樹が
「なおきくんも
そういうの似合う
女の子になりたかった
なー」
 
(155ページ)
と、言います。
4歳児相手だから言えた本音に何だか胸が詰まりました。


園児のみつみちゃんは、直樹のことを男性だと認識していたし「なおきくん」と呼んでいました。
現在のみつみは友達にもナオちゃんを叔母として紹介しています。
いつ頃からみつみちゃんはトランスジェンダーを理解して、直樹が女性として生きていくということを受け入れたのか凄く気になりました。
両親の説明の仕方や直樹のカミングアウトが納得いったからとか、いろいろ想像はできますが。


背が高くのど仏があるけれどスカートを履いているナオちゃんを見て、東京でもひそひそ言う人はいます。
そんな時も、ナオちゃんと一緒にいるみつみちゃんは全く意に介しません。
普段から努力を惜しまない分、みつみちゃんは自分に凄く自信があります。
みつみちゃんにとっては、人から何か思われることは大した事ではなく、何より自分が一緒にいる人のことが大好きだからノープロブレムなのかもしれません。
『スキップとローファー』5巻 tataraworks

☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆:。

ありがとうございました(人´∀`*)

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