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監禁、遺産争いとハードさ増す〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻ネタバレ感想

鈴木ジュリエッタ著〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻あらすじ・ネタバレ感想。
耕子が偏愛オジサンに監禁されたり、犬上一族の遺産争いに巻き込まれたりとなかなかハードな第3巻。

〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻

『名探偵 耕子は憂鬱』3巻 tataraworks
■著者:鈴木ジュリエッタ
■カバーデザイン:
    杉田優美(G x complex)
■発行:株式会社白泉社
■発売日:2021年10月20日



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〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻あらすじ・ネタバレ感想




〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻登場人物 

●金田耕子(かねだ・こうこ)
 見た目は子供だが数えで18歳の探偵見習い
 クマのぬいぐるみ“りん太郎”がお守り
 花柳家の事件を解決し有名になる
 やっと1通目の『難事件認定書』ゲット

<[春秋館]の下宿人>
●犬上佑清(いぬがみ・すけきよ)
 信州の財閥の跡取り息子
 耕子の為なら何をするか分からない
 祖父が亡くなり遺産争いで一旦実家に帰る

●病院下(びょういんざか)
 留年生でミュージシャンの卵
 バーサーカー犬上を止める常識人
●八墓(やつはか)
 耕子と張り合うオカルトマニアの大学生
 耕子と一緒に小野目に捕まる
●極門(ごくもん)
 声がデカイ浪人生

●クロ
 [春秋館]で飼うことにした黒い子猫
 極門が見つけた

******** ******** ********

<第11、12話>
●小野目 信(おのめ・しん)
 「私の謎を解いてみたくないかい?」
 言葉巧みに耕子を人形だらけの自宅へ招く
 やたらと耕子の髪や手を触りたがる

<第13話>
●犬上佐平(いぬがみ・さへい)
 犬上佑清の祖父
 佑清に相続させたかったが急死
 遺言状が原因で耕子も争いに巻き込まれる

<第13~16話>
●犬上マツ子
 0話で登場した犬上の母で佐平の長女

●犬上佑武(いぬがみ・すけたけ)
 佑清の従兄弟で耕子の花婿候補
 ど派手なファッションにロン毛
 浪費家のプー太郎
●犬上佑智(いぬがみ・すけとも)
 佑清の従兄弟で耕子の花婿候補
 暴力沙汰ばかり起こす乱暴者

<第14話>
●おしづ
 [那須沼ホテル]の娘
 耕子に場違いなドレスアップをさせる

●猿佑(さるすけ)
 犬神家の犬

<第15、16話>
●犬上タケ子(いぬがみ・たけこ)
 佐平の次女で佑武の母
●犬上ウメ子(いぬがみ・うめこ)
 佐平の三女で佑智の母

●犬蔵(いぬぞう)
 庭まわりの雑用係

<第16話>
●医者

●立花(たちばな)
 那須署の刑事



〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻あらすじ 

【そのまえに】2巻あらすじ
花柳家の事件を解決したことで少女探偵としてちょっぴり有名になった金田耕子(かねだ・こうこ)は、やっと1通目の『難事件認定書』を受け取ることができた
探偵のお免状を頂戴するまであと2通。


張り切る耕子は、いつも耕子につっかかってくる[春秋館]の下宿人・八墓(やつはか)と路上で言い合っているうちに通行人とぶつかってしまう。
その通行人・小野目信(おのめ・しん)は耕子に会えたことに感動。
「私の謎を解いてみたくないかい?」と言葉たくみに自宅へ招く。
耕子と八墓が訪れた小野目家にはおびただしい数のフランス人形が飾られていた。
耕子と八墓は小野目の秘密を暴き……。


春秋館の下宿人・犬上佑清(いぬがみ・すけきよ)の祖父が急死した。
実家が信州一の財閥である佑清は相続の為に帰郷する。
突然耕子の前に現れた佑清の従兄弟・佑武(すけたけ)と佑智(すけとも)は、自分たちは耕子の花婿候補だと言い……。
『名探偵 耕子は憂鬱』3巻 tataraworks



〖名探偵 耕子は憂鬱〗3巻ネタバレ感想 

接触派小児性愛者らしい小野目信は、見た目が幼い耕子を監禁、一緒についてきた八墓は殴られ失神している間に縛られてしまう。
小野目と2人きりになった耕子は恐怖で涙するが、それでも正義は揺るがない。
自分のことを無垢な存在だという小野目に対しキッパリと反論する。

「いいえ
あなたは罪人です
たとえ病人であろうと
聖人であろうと
国王であろうと
私利私欲のために
他人の権利を
侵害しては
ならないからです
それが
罷り通らない
世界こそ
地獄です」

(41ページ)


縄抜けした八墓くんは警察よりも犬上くんに助けを求めていた。
バーサーカーと化した犬上くんは警察よりもずっと恐ろしい。
耕子の為なら自分のことを一切顧みない犬上くんはもちろん助けにやって来る、日本刀持参で{{(@_@)}}
そんな犬上くんを見て偏愛オジサンは安心するのだ。

ああ
僕だけじゃない…
この男も
「病気だ…」
(57ページ)

………犬上くん………変態殺人鬼を安心させてしまう存在……(´д`)


そんな犬上くんの実家は信州一の財閥。
お祖父様が亡くなり相続争い勃発。
犬上くんは一旦実家へ帰る。

「金田耕子と結婚した者に犬上家の全財産を譲る」(84ページ)

そんな遺言状のせいで耕子も犬上家の争いに巻き込まれる。
もともと耕子は、マツ子が息子・佑清の許嫁に選び[春秋館]へ行かせたわけで、お祖父様にしてみれば早く嫁の耕子を連れて来てほしくて書いた遺言状なのだ。
が、内容からして自分にも権利あり、と佑清の従兄弟2人が参戦することに。


実は犬上くんのお祖父さんは生涯独身を通した人。
マツ子、タケ子、ウメ子の母親達と同時期に付き合って娘達の認知だけはしたという、女性の扱いがクズっぽいお方だった。
そんな状態だから当人達がもめているだけでは済まず毒殺未遂事件発生!
どうやらお祖父様の女癖のせいで佑清達が知らない血縁者もいそう。
私は急に現れて耕子をドレスアップして忌中の犬上家へ向かわせた旅館のおしづが怪しいと思う。


犬上くんは普段温厚で物に執着せず、欲しいと言われれば何でも他人に与えてしまいそうな雰囲気だ。
そんな犬上くんを心配する耕子は、彼のちょっとおかしな所を全部スルーして見ていると思う。
確かに犬上くんは執着心が乏しく、他人を優先して自分は控える所がある。
それって何を考えているか分からなくて腹の内が読めない人ってことでもある。
犬上くんは第0話で耕子のことを好きになったと言いながら、その後は「かわいい」を連発しても一切「好き」と言わない。
おそらく、耕子の探偵になりたいという夢を優先しフォローに徹しているのだろうが、そういうことはちゃんと言ってほしい。


3巻では犬上一族の相続争いは解決せず4巻へ続くのだが、佑清、佑武、佑智の三佑の父親達はどうしているのだろう?
チラリとも出てこないが?
『名探偵 耕子は憂鬱』3巻 tataraworks

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ありがとうございました(人´∀`*)

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